AI技術の進歩により、文章を入力するだけで高品質な画像を生成できるツールが登場しています。
その中でも特に注目を集めているのがMidjourneyです。
Midjourneyは、専門的なデザインスキルを持たない方でも、テキストによる指示だけでイラストや写真のような画像を作成できるAI画像生成ツールとして、世界中のクリエイターやビジネスパーソンに利用されています。
- テキスト入力だけで高品質な画像を自動生成できるAIツール
- 膨大な画像データを学習したAIが言葉から視覚要素を理解し生成
- 他のAI画像生成ツールより芸術性が高く、ファンタジーやコンセプトアートに強い
- Discordアプリまたは公式ウェブサイトで利用可能
- 月額10ドルからの有料制で無料トライアルは原則停止中
本記事では、Midjourneyがどのようなツールなのか、具体的に何ができるのか、どうやって使い始めるのか、料金体系はどうなっているのか、そして利用する際の注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
Midjourneyの基本的な仕組みから実際の活用方法まで、このツールを使い始めるために必要な情報を網羅的にお伝えします。
- Midjourneyの基本的な仕組みと他のAI画像生成ツールとの違い
- Midjourneyで作成できる画像の種類と具体的な活用例
- Discordを使った画像生成の手順と基本的な使い方
- 4つの料金プランの違いと自分に合ったプランの選び方
- 著作権や生成禁止コンテンツなど利用時の重要な注意点
Midjourneyは文章を入力するだけで画像を自動生成できるAIツール
Midjourneyは、皆さんが普段使っている言葉で画像の内容を説明するだけで、その説明に合った画像を自動的に作ってくれるツールです。
例えば「夕暮れの森を歩く狐」と入力すれば、AIがその文章を理解して、夕暮れの雰囲気がある森の中を狐が歩いている画像を作り出してくれます。
このツールはサンフランシスコにある独立した研究チームによって開発され、2022年7月から一般の人々も使えるようになりました。
Midjourneyが画像編集ソフトと大きく違うのは、専門的な操作を覚える必要がないという点です。
従来の画像編集ソフトでは、レイヤーの使い方やブラシの設定など、多くの技術的な知識が必要でしたが、Midjourneyではそうした専門知識は不要です。
普通の文章で「こんな画像が欲しい」と伝えるだけで、通常1分以内(混雑状況により変動)で画像が完成します。
そのため、今までデザインとは無縁だった方でも、すぐに質の高い画像を作ることができるのです。
この章では、Midjourneyがどのような技術で画像を作り出しているのか、そして他の似たようなツールと比べてどんな特徴があるのかを詳しく見ていきます。
AIがどうやって文章から画像を生み出すのか、その仕組みを理解することで、Midjourneyをより効果的に使えるようになるでしょう。
Midjourneyが高品質なイラストやアート作品を作れる仕組み
Midjourneyが質の高い画像を作れる理由は、インターネット上にある膨大な数の画像を学習したAI(人工知能)を使っているからです。
このAIは、膨大な数の画像と、それぞれの画像に付けられた説明文を一緒に学習することで、「どんな言葉がどんな見た目に対応するのか」というパターンを覚えています。
人間が何年もかけて絵を学ぶように、AIも大量のデータから学習することで、言葉と視覚的な要素の関係を理解するようになっているのです。
具体的な画像生成の流れを説明すると、まずユーザーが入力した文章をAIが細かく分析します。
例えば「赤いリンゴ」という言葉があれば、AIは過去に学習した無数の「赤い」物体と「リンゴ」の画像の特徴を組み合わせます。
そして色の濃さ、光の当たり方、物の形、背景との関係など、様々な視覚的な要素を計算しながら、一つの完成した画像を組み立てていくのです。
この処理には強力なコンピューター(GPU)が使われており、複雑な計算を高速で行うことで、短時間での画像生成を実現しています。
Midjourneyの開発チームは、このAIの性能を継続的に向上させています。
2022年4月に公開されたバージョン2から始まり、同年7月にバージョン3、11月にバージョン4、そして2023年3月にはバージョン5が登場しました。
新しいバージョンが出るたびに、画像の細かい部分の表現力が上がったり、より自然な色合いが出せるようになったり、複雑な指示にも対応できるようになったりしています。
最新のバージョンでは、人物の顔の表情や手の形といった、以前のAIが苦手としていた部分も、かなり自然に表現できるようになってきました。
他のAI画像生成ツールと比べたMidjourneyの強みと特徴
AI画像生成の世界には、Midjourney以外にもいくつかの有名なツールがあります。
例えばDALL-E(ダリ)はOpenAIという会社が作ったツールで、Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は誰でも無料で使えるオープンソースのツールです。
また、Adobe Firefly(アドビ・ファイアフライ)は写真編集ソフトで有名なアドビ社が提供しています。
それぞれに良い点がありますが、Midjourneyが多くの人に選ばれているのには理由があります。
主要AI画像生成ツールの比較
| ツール名 | 開発元 | 主な特徴 | 料金 |
|---|---|---|---|
| Midjourney | Midjourney, Inc. | 芸術性が高い、美的センスに優れる | 月額10ドル〜 |
| DALL-E | OpenAI | 幅広い表現が可能、ChatGPTと連携 | 従量課金制 |
| Stable Diffusion | Stability AI | オープンソース、カスタマイズ性が高い | 無料(自己運用) |
| Adobe Firefly | Adobe | 商用利用に安心、Adobe製品と連携 | 月額制 |
最も大きな特徴は、Midjourneyで作られる画像の「芸術性の高さ」です。
他のツールと同じ文章で画像を作ってみると、Midjourneyの方がより美しく、まるでプロのアーティストが描いたような仕上がりになることが多いと、多くのユーザーが感じています。
特にファンタジー系のイラストや、絵画のような雰囲気の画像、コンセプトアート(商品や映画の初期デザイン案)などを作る際には、Midjourneyの表現力が際立ちます。
光と影のバランス、色の組み合わせ、全体的な雰囲気の作り方など、美的なセンスが求められる部分で優れた結果を出せるのです。
もう一つの大きな違いは、Midjourneyの使い方です。
このツールは当初、Discord(ディスコード)という無料のチャットアプリを通じてしか使えませんでした。
2023年末から段階的に機能が開放され、2024年には公式ウェブサイトからも直接使えるようになりましたが、今でも多くの人がDiscordを使って画像を作っています。
Discordを使う利点は、世界中のMidjourneyユーザーが集まるコミュニティに参加できることです。
他の人が作った画像を見たり、効果的な文章の書き方を学んだり、質問したりすることで、自分のスキルを向上させることができます。
ただし、Midjourneyにも制限はあります。
例えば作れる画像のサイズには限界があり、極端に大きな画像や特殊な形の画像は作りにくい場合があります。
また、後で詳しく説明しますが、暴力的な内容や性的な内容など、作ることが禁止されている画像の種類も明確に決められています。
これらのルールは、誰もが安心して使える環境を保つために設けられているものです。
Midjourneyで作れるのはイラスト・写真・デザイン素材など幅広い画像
Midjourneyの魅力は、一つのツールで非常に多様な種類の画像を作れることです。
水彩画のような柔らかいタッチの絵から、まるで本物の写真のようなリアルな画像まで、文章での指示の仕方を変えるだけで様々なスタイルの画像を生成できます。
イラストレーターが描くようなカラフルな絵、油絵のような重厚感のある作品、アニメやマンガ風のキャラクター、建築物の完成予想図、商品写真のようなクリアな画像など、用途に応じて幅広い表現が可能です。
個人の趣味として楽しむ場合でも、仕事で使う資料を作る場合でも、SNSに投稿する画像を準備する場合でも、Midjourneyは役立ちます。
ここからは、実際にどのような場面でどんな画像を作ることができるのか、そしてどんな風に活用できるのかを、具体例を交えながら見ていきましょう。
自分が作りたい画像のイメージを持ちながら読み進めていただくと、Midjourneyの可能性をより実感できるはずです。
趣味のイラスト制作やアート作品への活用方法
趣味で絵を描いたり創作活動をしたりする方にとって、Midjourneyは新しい表現の可能性を広げてくれるツールです。
例えば、自分が書いている小説の登場人物の見た目を視覚化したいとき、「長い銀髪の女性戦士、青い鎧を着ている、森の中に立っている」といった文章を入力すれば、そのキャラクターのイメージ画像を作ることができます。
頭の中にあるぼんやりとしたイメージを、具体的な形にして見ることができるのです。
デジタルアートを趣味にしている方は、Midjourneyで生成した画像を「素材」として使うこともできます。
Midjourneyで基本的な構図や雰囲気を作り、それをPhotoshopやCLIP STUDIO PAINTといった画像編集ソフトに取り込んで、さらに細かい調整や加工を加えていくという使い方です。
ゼロから全部を自分で描くよりも、Midjourneyで土台を作ってから仕上げていく方が、効率的に完成度の高い作品を作れる場合があります。
また、複数のアイデアを素早く比較したいときにも便利です。
例えば「夕暮れの街」という同じテーマでも、文章の書き方を少し変えることで、近未来的な街、古い町並み、賑やかな商店街、静かな住宅街など、様々なバリエーションを作れます。
その中から最も気に入ったものを選んで、本格的な制作に進むといった使い方ができるのです。
プロのアーティストでも、アイデア出しの段階でMidjourneyを使っている方が増えています。
- 水彩画風(watercolor painting)
- 油絵風(oil painting)
- アニメ風(anime style)
- フォトリアリスティック(photorealistic:写真のようにリアル)
- デジタルアート風(digital art)
- 鉛筆スケッチ風(pencil sketch)
- 3Dレンダリング風(3D rendering)
画像のスタイルも自由に選べます。
「水彩画風」「油絵風」「アニメ風」「フォトリアリスティック(写真のようにリアル)」といった言葉を文章に加えるだけで、同じ内容でもまったく違う雰囲気の画像になります。
Midjourneyのコミュニティでは、世界中のユーザーが自分の作品を共有しており、それを見ることで新しいアイデアやインスピレーションを得ることもできます。
仕事で使える広告素材やプレゼン資料の作成例
ビジネスの現場では、Midjourneyは時間とコストの両方を節約できる便利なツールとして活用されています。
広告代理店やマーケティング部門では、クライアントに提案する際の「イメージサンプル」を作るのにMidjourneyを使っています。
従来であれば、デザイナーに依頼して数日から1週間かかっていた作業が、Midjourneyを使えば数時間で複数の案を作ることができます。
まずMidjourneyでいくつかの方向性を示し、クライアントの反応を見てから本格的なデザイン作業に進むという流れです。
- 広告素材のコンセプトイメージ作成
- プレゼンテーション資料の視覚的要素
- マーケティング資料の挿絵やイラスト
- ブログ記事のアイキャッチ画像
- 製品コンセプトのイメージ図
- 建築物の外観イメージやムードボード
- eコマースの商品使用シーンの画像
会社のプレゼンテーション資料を作る際にも、Midjourneyは役立ちます。
PowerPointやKeynoteといったプレゼンソフトで資料を作るとき、内容を説明するためのイラストや、見る人の注意を引くための視覚的な要素が必要になることがあります。
例えば「チームワークのイメージ」「成長グラフのメタファー」「グローバル展開のコンセプト」といった抽象的な概念を、Midjourneyで視覚的に表現できます。
無料の素材サイトで何時間も探すよりも、自分の求めているイメージにぴったり合った画像を作れることが多いのです。
建築やインテリアデザインの業界では、建物の外観イメージやインテリアの雰囲気を伝えるための「ムードボード(雰囲気を伝えるための参考画像集)」を作るのにMidjourneyが使われています。
完成予想図を作るほど詳細ではないけれど、「こんな雰囲気の空間を作りたい」というコンセプトをクライアントと共有するための視覚資料として活用されているのです。
ただし、仕事でMidjourneyを使う場合には注意点があります。
後の章で詳しく説明しますが、料金プランによって商用利用の条件が異なります。
また、会社の年間売上が大きい場合は、特定のプラン(ProプランかMegaプラン)を選ぶ必要があるというルールもあります。
仕事で使う前に、これらの条件をしっかり確認しておくことが大切です。
SNS投稿用の画像やアイコン制作での使い道
InstagramやTwitter(X)、Facebookなど、SNSで情報を発信している方にとって、目を引く画像は重要な要素です。
Midjourneyを使えば、自分のアカウントの個性を表現するプロフィール画像や、投稿内容に合わせたオリジナルの画像を簡単に作ることができます。
例えばプロフィール画像を作りたい場合、「眼鏡をかけた笑顔のキャラクター、カジュアルな服装、親しみやすい雰囲気」といった文章を入力すれば、様々なスタイルの候補画像が生成されます。
その中から気に入ったものを選んで、必要に応じてトリミング(必要な部分だけを切り取ること)や明るさの調整をすることで、オリジナルのアイコンが完成します。
イラストレーターに依頼すると数千円から数万円かかることもありますが、Midjourneyなら月額料金だけで何度でも作り直せます。
ブログを書いている方やYouTubeで動画を配信している方は、記事や動画の「サムネイル画像(クリックする前に見える小さな画像)」を作るのにMidjourneyを活用しています。
例えば料理のレシピ記事なら「美味しそうなパスタ料理、明るい照明、温かい雰囲気」、旅行記事なら「美しい海岸の風景、夕焼け、リラックスした雰囲気」といった画像を作れます。
人の目を引く魅力的なサムネイルは、クリック率を大きく向上させる効果があります。
Instagramなどでビジュアルコンテンツをメインに発信している方は、投稿用の画像制作にMidjourneyを使っています。
ファッション系のアカウントなら様々なスタイルのコーディネート画像、インテリア系なら理想的な部屋の雰囲気を表現した画像、旅行系なら行ったことのない場所の想像図など、コンテンツに合わせた画像を作ることができます。
ただし、SNSで画像を公開する際に知っておくべき点があります。
Midjourneyで作った画像は、基本的に公開状態になり、他のMidjourneyユーザーも見ることができます。
完全にWebギャラリー上で非公開の状態で画像を作りたい場合は、上位プラン(ProプランまたはMegaプラン)に含まれる「Stealth Mode(ステルスモード)」という機能を使う必要があります。
この機能を使うと、自分が作った画像がWebギャラリー上で他の人に見られることがなくなります(※Discordの共有サーバー内で生成した場合は周囲に見えます)。
MidjourneyはDiscordアプリ上で文章を送信すると画像が生成される
Midjourneyの使い方は、一般的な画像編集ソフトとは大きく異なります。
大きな特徴の一つは、Discord(ディスコード)というチャットアプリを通じてコミュニティ内で画像を作れる点です(現在はWebサイトでの生成も可能です)。
Discordは元々ゲーマーが仲間と会話するために作られたアプリですが、今では様々なコミュニティで使われています。
Midjourneyは2023年末から段階的にWeb生成機能が開放され、現在は公式ウェブサイトでも使えるようになりましたが、Discord経由での利用方法も引き続き人気があります。
ここからは、実際にMidjourneyを使い始めるための具体的な手順を、初めての方でもわかるように順を追って説明します。
アカウントの作成方法から、Discordの基本的な操作、画像を生成するための文章(プロンプト)の書き方、そして完成した画像の保存方法まで、一つずつ丁寧に見ていきましょう。
最初に必要なアカウント登録とDiscordへの参加手順
Midjourneyを使い始めるには、まず2つのアカウントを準備する必要があります。
一つはMidjourney自体のアカウント、もう一つはDiscordのアカウントです。
どちらも準備は難しくありませんので、順番に進めていきましょう。
- Midjourneyの公式ウェブサイト(midjourney.com)にアクセス
- GoogleアカウントまたはDiscordアカウントでサインアップ
- 有料プランを選択して購入(月額10ドル〜)
- Discordアカウントを作成(Discordコミュニティを利用する場合)
- Midjourneyの公式Discordサーバーに参加(任意)
- 画像生成チャンネル(newbie-1〜10またはgeneral-#)を選択
まずMidjourneyの公式ウェブサイト(midjourney.com)にアクセスします。
トップページに「Join the Beta」や「Sign In」といったボタンがありますので、それをクリックしてください。
アカウント作成画面では、GoogleアカウントまたはDiscordアカウントを使ってサインアップ(新規登録)できます。
多くの方が持っているGoogleアカウント(Gmailのアカウント)で登録するのが最も簡単です。
アカウント作成が完了したら、次に料金プランを選んで購入します。
重要な点として、2023年4月以降、Discord版などでの常設の無料トライアルは原則停止されました(※niji・journeyなど一部例外的に試せる場合があります)。
以前は新規ユーザー向けに少しだけ無料で使えるトライアル期間がありましたが、不正利用が増えたため、現在は最初から有料プランへの加入が必要です。
「異常な需要とトライアルの乱用が重なったため、システムの次の改善が展開されるまで、無料トライアルを一時的に無効にします」とホルツ氏は3月28日に書いた。
引用:PetaPixel Midjourney Ends Free Trials After Fake AI Images go Viral
最も安いBasicプランは月額10ドル(日本円で約1,500円程度、為替レートによって変動します)からスタートできます。
次にDiscordでの利用設定を行います。
Discordのアカウントをまだ持っていない場合は、Discord.comにアクセスして無料アカウントを作成してください。
メールアドレスとパスワードを設定するだけで、数分で完了します。
DiscordはパソコンのブラウザでもアプリでもAndroidでもiPhoneでも使えますので、自分の使いやすい方法を選んでください。
Discordの準備ができたら、Midjourneyの公式サーバー(Discord内のコミュニティ空間)に参加します。
discord.gg/midjourneyというアドレスにアクセスするか、Midjourneyの公式サイトから「Join Discord」というリンクをクリックすると、招待画面が表示されます。
「招待を受ける」ボタンを押すことで、約1,900万人以上が参加している巨大なMidjourneyコミュニティ(2026年1月時点)の一員になれます。
公式サーバーに参加すると、左側に多くのチャンネル(部屋のようなもの)が並んでいるのが見えます。
画像生成ができるのは「newbie-1」から「newbie-10」という名前の初心者向けチャンネル、または「general-#」という名前のチャンネルです。
これらのチャンネルをクリックして開くと、他のユーザーが画像を生成している様子がリアルタイムで流れてくるのが見えます。
ただし、公式サーバーでは自分の画像が他の人の画像と混ざってしまうため、自分の作品を見つけにくいという問題があります。
より快適に使いたい場合は、自分専用のDiscordサーバーを作ることができます。
Discordの左側にある「+」ボタンを押して「サーバーを作成」を選び、「自分と友達のため」を選択して名前を付けるだけです。
そのサーバーに公式MidjourneyサーバーからMidjourneyボット(画像を生成してくれる自動プログラム)を招待すれば、自分専用の静かな環境で画像生成ができるようになります。
画像を生成するための文章(プロンプト)の書き方
Midjourneyで画像を作る際に入力する文章のことを「プロンプト」と呼びます。
このプロンプトの書き方が、生成される画像の質を大きく左右しますので、基本的なルールと効果的な書き方を理解しておくことが大切です。
画像生成の基本コマンドは「/imagine」です。
Discordのメッセージを入力する欄(画面下部にある「メッセージを送信」と書かれた場所)に「/imagine」と入力してスペースキーを押すと、プロンプトを入力するための専用の入力ボックスが現れます。
ここに、作りたい画像の内容を説明する文章を入力していきます。
プロンプトは英語で書くことが一般的に推奨されます。
日本語でも技術的には動作しますが、Midjourneyは主に英語のデータで学習されているため、英語の方が正確で高品質な結果を得られる傾向があります。
英語が苦手な方は、Google翻訳やDeepLといった無料の翻訳ツールを使って、日本語で考えた内容を英語に変換してから入力すると良いでしょう。
プロンプトの書き方は、シンプルなものから詳細なものまで様々です。
最も簡単な例は「a red apple」(赤いリンゴ)のような短い文章です。
これだけでも画像は生成されますが、Midjourneyは自分なりの解釈で画像を作るため、思っていたものと違う結果になることがあります。
より自分のイメージに近い画像を得るには、具体的で詳しい説明を加えることが効果的です。
- 主題 :何を描くか(例:a cat sitting on a windowsill:窓辺に座る猫)
- スタイル :どんな画風か(例:watercolor painting:水彩画風、photorealistic:写真のようにリアル)
- 雰囲気 :どんな感じか(例:peaceful:穏やかな、dramatic:劇的な、cozy:居心地の良い)
- 照明 :光の当たり方(例:soft lighting:柔らかい照明、golden hour:夕暮れ時の光)
- 色彩 :色の指定(例:vibrant colors:鮮やかな色、monochrome:モノクロ)
- 構図 :画面の構成(例:close-up:クローズアップ、wide angle:広角)
効果的なプロンプトには以下のような要素を含めることができます。
まず「何を描くか」という主題(a cat sitting on a windowsill:窓辺に座る猫)、次に「どんなスタイルで描くか」という指定(watercolor painting:水彩画風、photorealistic:写真のようにリアルに、anime style:アニメ風など)、さらに「どんな雰囲気か」という説明(peaceful:穏やかな、dramatic:劇的な、cozy:居心地の良いなど)、そして「光の当たり方」(soft lighting:柔らかい照明、golden hour:夕暮れ時の光、backlit:逆光など)といった情報です。
例えば「a peaceful garden with cherry blossoms, soft morning light, watercolor style」(桜の花が咲く穏やかな庭、柔らかい朝の光、水彩画風)のように、複数の要素を組み合わせることで、より具体的なイメージを伝えることができます。
ただし、文章が長すぎると逆に効果が薄れることもあるので、重要なポイントを絞って書くことが大切です。
プロンプトを入力してEnterキーを押すと、Midjourneyが画像生成を開始します。
通常、1分前後で4枚の画像候補が表示されます(※サーバー状況や設定により変動します)。
画像の下には「U1」「U2」「U3」「U4」というボタンと、「V1」「V2」「V3」「V4」というボタンが並んでいます。
「U」ボタン(Upscaleの略)は、対応する番号の画像を切り出して保存可能にするボタンです(※V5以降のモデルの場合。旧バージョンでは高解像度化)。
「V」ボタン(Variationの略)は、選んだ画像と似た雰囲気の新しい4枚を生成するためのボタンです。
気に入った画像のUボタンを押せば、その画像だけが大きく表示され、ダウンロードできる状態になります。
完成した画像の保存方法と仕事で使う際の確認事項
生成された画像を自分のパソコンやスマートフォンに保存する方法は簡単です。
まず保存したい画像をクリックして、フルサイズ(大きなサイズ)で表示させます。
パソコンの場合は画像の上で右クリックして「画像を保存」または「Save image as」を選択してください。
スマートフォンの場合は、画像を長押しすると保存メニューが表示されます。
また、Midjourneyで作った画像はすべて自動的に公式ウェブサイトに保存されています。
公式サイトの管理ページ(midjourney.comのArchiveやOrganizeなど)にアクセスしてログインすると、自分が作ったすべての画像を見ることができます。
ここから画像をダウンロードすることもできますし、過去に作った画像を見返すこともできます。
整理機能もあるので、お気に入りの画像にマークを付けたり、フォルダ分けしたりすることも可能です。
ここからは、特に仕事でMidjourneyを使う場合に必ず確認しておくべき重要な点を説明します。
まず、自分のアカウントが有効な有料プランに加入していることを確認してください。
Midjourneyでは、有料プランに加入している人(または過去の加入期間中に画像を生成した人)は、その画像を商用利用する権利を持っています。
Midjourneyでは、サブスクリプションをキャンセルした場合でも、作成した画像と動画はすべてお客様の所有となります。
引用:Midjourney Documentation Using Images Videos Commercially
もし無料トライアル(現在は提供されていませんが)の期間中だった場合、その期間に作った画像は商用利用できないというルールがありました。
- 生成時に有効な有料プランに加入していた(現在は解約済みでも可)
- 会社の年間売上が100万ドル超の場合、ProまたはMegaプランを使用している
- 機密プロジェクトの場合、Stealth Modeを有効にしている
- 実在の人物の肖像が含まれていないか確認した
- 有名ブランドのロゴや商標が含まれていないか確認した
- 既存の作品に酷似していないか確認した
会社で働いている方にとって特に重要なのが、企業の規模による制限です。
もしあなたの会社の年間売上が100万ドル(日本円で約1億5000万円程度)を超えている場合、BasicプランやStandardプランではなく、必ずProプラン(月額60ドル)またはMegaプラン(月額120ドル)を選ばなければなりません。
これはMidjourneyの利用規約で明確に定められており、違反するとアカウントが停止される可能性があります。
さらに注意が必要なのは、生成した画像の内容についてです。
もし画像の中に実在する有名人の顔が含まれている場合、その画像を広告などに使うと肖像権の侵害になる可能性があります。
また、有名ブランドのロゴや、既存の漫画やアニメのキャラクターに似たものが生成された場合も、商標権や著作権の問題が発生する可能性があります。
Midjourneyは画像を作るツールを提供しているだけで、その画像をどう使うかの法的責任はユーザー自身にあるという点を理解しておくことが重要です。
企業の機密情報を扱うプロジェクトでMidjourneyを使う場合は、ProプランまたはMegaプランに含まれる「Stealth Mode(ステルスモード)」機能の利用を検討してください。
通常、Midjourneyで作った画像は公開ギャラリーに表示され、誰でも見ることができる状態になります。
Stealth Modeを有効にすると、MidjourneyのWebギャラリー上で画像が非公開になるため、未発表の製品デザインや企業秘密が外部に漏れるリスクを減らすことができます。
Midjourneyの料金は月額10ドルから、無料プランは原則として提供されていない
Midjourneyを利用するためには、必ず有料プランに加入する必要があります。
「ちょっと試してみたい」という場合でも、最初から料金が発生するという点は、他の多くのウェブサービスとは異なる特徴です。
以前は新しく始める人向けに25枚程度の画像を無料で作れるトライアル期間がありましたが、2023年4月に不正利用対策として無料枠が停止され(niji・journey等を除く)、基本的には最初から有料加入が必要になりました。
Midjourneyは現在、用途や必要な画像生成量に応じて選べる4つの料金プランを用意しています。
それぞれのプランには特徴があり、使える機能や1ヶ月に作れる画像の枚数が異なります。
ここでは各プランの詳細と、自分に合ったプランの選び方、そして仕事で使う場合の特別な条件について、わかりやすく説明していきます。
各プランの月額料金と生成できる画像枚数の違い
Midjourneyの料金プランは、Basic(ベーシック)、Standard(スタンダード)、Pro(プロ)、Mega(メガ)の4種類があります。
すべてのプランで月額払いと年額払いが選べて、年額でまとめて払うと約20パーセント安くなります。
つまり1年分を一度に払うことで、2ヶ月分以上お得になる計算です。
Midjourney料金プラン比較表
| プラン名 | 月額料金 | 年額料金(月額換算) | Fast GPUタイム | Relax GPUタイム | Stealth Mode | 同時生成数 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Basic | $10 | $96/年(約$8/月) | 約3.3時間(約200回生成相当) | なし | なし | 3 | お試し・軽い利用 |
| Standard | $30 | $288/年(約$24/月) | 約15時間 | 無制限 | なし | 3 | 趣味・フリーランス |
| Pro | $60 | $576/年(約$48/月) | 約30時間 | 無制限 | あり | 12 (Fast) / 3 (Relax) | 企業・機密プロジェクト |
| Mega | $120 | $1,152/年(約$96/月) | 約60時間 | 無制限 | あり | 12 (Fast) / 3 (Relax) | 大規模利用・企業 |
最も安いBasicプランは月額10ドル(年額払いなら月額約8ドル、年間96ドル)です。
このプランでは月に約3.3時間分の「Fast GPUタイム」が提供されます。
Fast GPUタイムとは、画像を優先的に素早く作ってもらえる時間のことで、3.3時間あれば大体200回程度の生成(1回あたり4枚が基本)が行える計算になります。
Midjourneyを初めて使ってみたい方や、月に少しだけ画像を作れればいいという方に適したプランです。
ただし、Basicプランには後で説明する「リラックスモード」が含まれていないため、Fast GPUタイムを使い切ってしまうと、追加の時間を購入(Top Up)しない限り、次の月になるまで高速生成モードでの画像作成ができなくなります。
Standardプランは月額30ドル(年額払いなら月額約24ドル、年間288ドル)で、多くのユーザーに利用されているプランです。
月に約15時間分のFast GPUタイムが使えることに加えて、「Relax GPUタイム」が無制限で使えます。
Relax GPUタイムとは、Fast GPUタイムを使い切った後でも、少し待ち時間は長くなりますが追加料金なしで画像を作り続けられる仕組みです。
Fastモードだと通常1分以内(状況により変動)で画像ができますが、Relaxモードだと0分から30分程度待つ場合があります。
それでも追加料金がかからないので、たくさん画像を作りたい人にはとても便利です。
このプランは、趣味で定期的に使う人や、フリーランスで仕事にも使いたい人に向いています。
Proプランは月額60ドル(年額払いなら月額約48ドル、年間576ドル)で、より本格的に使いたい人向けです。
月に約30時間分のFast GPUタイムと無制限のRelax GPUタイムに加えて、「Stealth Mode(ステルスモード)」という重要な機能が使えるようになります。
Stealth Modeを有効にすると、自分が作った画像が公開ギャラリーに表示されなくなり、プライベートな状態を保てます。
これは仕事で未発表の製品デザインなどを作る場合に必須の機能です。
また、ProプランおよびMegaプランでは、Fastモード時に最大12個、Relaxモード時は最大3個まで同時に画像生成を実行できます。
Megaプランは月額120ドル(年額払いなら月額約96ドル、年間1152ドル)で、最も高機能なプランです。
月に約60時間分のFast GPUタイム、無制限のRelax GPUタイム、Stealth Mode、そして最大12個(Fastモード時)の同時生成が可能です。
このプランは、デザイン会社やゲーム開発スタジオなど、毎日大量の画像を生成する必要がある企業や、プロのクリエイターに適しています。
Fast GPUタイムとRelax GPUタイムの違い
| 項目 | Fast GPUタイム | Relax GPUタイム |
|---|---|---|
| 生成速度 | 通常1分以内(目安) | 0〜30分(混雑状況による) |
| 月間制限 | プランごとに上限あり | 無制限(Standard以上) |
| 優先度 | 高(優先処理) | 低(空き時間に処理) |
| 追加料金 | 使い切ると追加購入可能 | 常に無料 |
ここで「Fast GPUタイム」と「Relax GPUタイム」という言葉を詳しく説明します。
GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、画像を作るための専用の高性能コンピューター部品のことです。
Midjourneyは世界中のユーザーが同時に画像を作ろうとするため、このGPUの使用時間を公平に配分する必要があります。
Fastモードは優先的にGPUを使えるモードで、早く画像ができますが月の利用時間に上限があります。
Relaxモードは他のユーザーがあまり使っていないタイミングでGPUを使うモードで、待ち時間は長くなりますが時間制限がありません。
趣味で使う場合と仕事で使う場合のおすすめプラン
どのプランを選ぶべきかは、Midjourneyをどのように使うかによって変わってきます。
ここでは具体的な使用シーンごとに、おすすめのプランを説明します。
用途別おすすめプラン
| 用途 | おすすめプラン | 理由 |
|---|---|---|
| 趣味・お試し利用 | Basic → Standard | 最初はBasicで試し、本格的に続けるならStandardへ |
| ブロガー・SNS発信者 | Standard | 無制限Relaxモードで何度でも作り直せる |
| フリーランス(クライアントワーク) | Standard〜Pro | 案件の機密性に応じてStealth Modeの有無で選択 |
| 企業利用(売上100万ドル未満) | Standard〜Pro | 機密プロジェクトならPro必須 |
| 企業利用(売上100万ドル以上) | ProまたはMega | 利用規約により必須 |
| デザインスタジオ・大量生成 | Mega | 60時間Fast GPUタイムで大規模制作に対応 |
趣味として、例えば月に数十枚程度の画像を作りたいという場合は、まずBasicプランから始めてみるのが良いでしょう。
月額10ドルで約200回程度の操作(プロンプト入力)が可能なので、週に数回使う程度なら十分です。
ただし、創作活動を続けていると「もう少し違う角度で」「色を変えてみたい」など、一つのアイデアで何度も作り直したくなることが多いものです。
そうなると200回はすぐに使い切ってしまう可能性があります。
そのため、本格的に趣味として続けたいなら、最初からStandardプランを選ぶのがおすすめです。
無制限のRelaxモードがあれば、Fast GPUタイムを使い切っても、時間はかかりますが作り続けられるので安心です。
ブログを書いている方やSNSで情報発信をしている方で、記事の挿絵やサムネイル画像を定期的に作りたい場合も、Standardプランが適しています。
週に2〜3本の記事を書くとして、それぞれに2〜3枚の画像が必要なら、月に20〜40枚程度の画像を作ることになります。
さらに気に入った画像ができるまで何度か作り直すことを考えると、StandardプランのRelaxモードの無制限利用は大きなメリットになります。
フリーランスのデザイナーやイラストレーターとして、クライアントの仕事でMidjourneyを使う場合は、Standardプラン以上が必要です。
クライアントに複数の案を提示したり、細かい要望に応じて何度も調整したりすることを考えると、画像生成の回数制限は避けたいところです。
また、クライアントによっては「作業中の画像を他の人に見られたくない」という要望があるかもしれません。
その場合はStealth Modeが使えるProプランが必要になります。
会社員として企業でMidjourneyを使う場合、特に新製品の開発や未発表のプロジェクトに関わる場合は、Stealth Modeが必須となることが多いでしょう。
通常、Midjourneyで作った画像は公開ギャラリーに自動的に表示されてしまうため、競合他社や外部の人に作業中のデザインを見られてしまう可能性があります。
企業秘密を守るためにも、ProプランまたはMegaプランを選ぶことをおすすめします。
さらに重要な点として、勤めている会社の年間売上が100万ドル(約1億5000万円)を超える場合は、利用規約により必ずProプランまたはMegaプランに加入しなければなりません。
これは会社の規模に応じた料金設定であり、BasicプランやStandardプランで使用すると規約違反となり、アカウントが停止される可能性があります。
ゲーム開発会社やデザインスタジオなど、毎日何百枚もの画像を生成する必要がある場合は、Megaプランの60時間Fast GPUタイムが役立ちます。
ただし、多くの個人ユーザーや中小企業にとっては、StandardプランまたはProプランで十分なケースが多いと言えます。
商用利用するなら確認すべきライセンスと料金プラン
Midjourneyで作った画像を使って商売をする、つまり商用利用する場合には、いくつかの重要なルールを理解しておく必要があります。
ここでは法律的な側面も含めて、わかりやすく説明します。
まず「商用利用」とは何かを明確にしましょう。
商用利用とは、作った画像を使って直接的または間接的にお金を稼ぐ活動のことです。
- 広告やチラシ、ポスターに使用する
- 商品のパッケージデザインに使用する
- 本の表紙やイラストとして使用する
- Tシャツやマグカップなどのグッズに印刷して販売する
- クライアントから依頼された仕事で使用する
- 収益化しているYouTube動画のサムネイルに使用する
- 有料noteや有料ブログの挿絵として使用する
- 企業のウェブサイトやプレゼン資料に使用する
具体的には以下のような使い方が商用利用に当たります。
広告やチラシに使う、商品のパッケージデザインに使う、本の表紙やイラストに使う、Tシャツやマグカップなどのグッズに印刷して販売する、クライアントから依頼された仕事で使う、YouTubeの収益化している動画のサムネイルに使う、といった使い方です。
Midjourneyでは、有料プランを一度でも購読していれば、その期間中に生成した画像について、解約後であっても商用利用する権利(所有権)が認められています。
ただし、これには複雑な面があります。
Midjourneyの利用規約では、あなたは画像を「所有」していると書かれていますが、これは伝統的な「著作権」とは少し違う概念です。
2023年2月に、アメリカの著作権局が「AIが単独で生成した画像には、原則として著作権が認められない」という見解を示しました(※人間による創作的寄与があれば別論点となります)。
以前の記録に基づいて、特許庁は、作品内に含まれる Midjourney によって生成された画像は、著作権で保護されている著作者のオリジナル作品ではないと結論付けています。
引用:U.S. Copyright Office 2023.02.21 Zarya of the Dawn Letter
これはどういう意味かというと、人間が直接描いたり撮影したりした作品と違って、AIが作った画像は法律で保護される「著作物」として認められないということです。
実務的には、あなたがMidjourneyで作った画像を自由に使うことはできますが、他の誰かが全く同じ画像や非常に似た画像を作って使ったとしても、「それは私の著作物だから使わないで」と法的に主張することは難しい、ということを意味します。
また、Midjourneyの利用規約には、あなたが画像を作ると同時に、Midjourney自身もその画像を使う権利を持つという条項があります。
これは、Midjourneyが技術を改善したり、ウェブサイトで事例として紹介したりするために、ユーザーが作った画像を使えるということです。
さらに重要なのが、画像の公開性についてです。
BasicプランやStandardプランを使っている場合、作った画像は自動的にMidjourneyの公開ギャラリーに表示されます。
つまり、世界中のMidjourneyユーザーがあなたの画像を見ることができ、それをもとに新しい画像を作る(リミックスする)こともできてしまいます。
これは、Midjourneyが「みんなで創作物を共有して刺激し合おう」という理念で運営されているためです。
もし画像を完全にプライベートな状態に保ちたい場合は、ProプランまたはMegaプランに加入し、Stealth Mode(ステルスモード)を有効にする必要があります。
Stealth Modeにすると、作った画像が公開ギャラリーに表示されなくなり、他のユーザーから見えなくなります。
企業で機密性の高いプロジェクトに使う場合は、このStealth Modeが必須と言えるでしょう。
企業の年間売上別プラン選択ガイド
| 年間売上 | 必須プラン | 理由 |
|---|---|---|
| 100万ドル未満 | Basic以上(機密性に応じてPro推奨) | 基本的に自由に選択可能 |
| 100万ドル以上 | ProまたはMega(必須) | 利用規約により義務付けられている |
企業として使う場合の重要な条件をもう一度強調しておきます。
あなたの会社の年間総売上が100万ドル(約1億5000万円)を超えている場合、必ずProプラン(月額60ドル)またはMegaプラン(月額120ドル)に加入しなければなりません。
これはMidjourneyの利用規約のセクション4に明記されており、違反するとアカウントの停止などの措置が取られる可能性があります。
会社の総務部や法務部に相談して、正しいプランを選ぶことが大切です。
最後に、作った画像の内容についても注意が必要です。
例えば有名人の顔がそっくりに生成された画像を広告に使うと、その有名人の肖像権(自分の顔や姿を勝手に使われない権利)を侵害する可能性があります。
また、有名ブランドのロゴが含まれた画像を商品パッケージに使うと、商標権の侵害になる可能性があります。
Midjourneyはあくまで画像を作るツールを提供しているだけで、その画像をどう使うかの法的責任はユーザー自身が負うことになります。
不安な場合は、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
Midjourneyは著作権ルールと生成禁止の画像内容に注意が必要
Midjourneyを安全に、そして適切に使うためには、著作権に関する基本的な理解と、プラットフォームが定めているコンテンツポリシー(どんな画像を作ってはいけないかというルール)を守ることが非常に重要です。
これらのルールは、ユーザー自身を法的トラブルから守るためであり、また、すべての人が安心して使えるコミュニティを維持するために設けられています。
特にAI生成画像の著作権については、まだ法律的にも議論が続いている新しい分野です。
また、Midjourneyは世界中で使われているサービスなので、様々な文化や価値観を持つ人々が集まる場所でもあります。
ここでは、作った画像の権利は誰のものになるのか、どんな内容の画像を作ってはいけないのか、そして日本語と英語の違いについて、初心者の方にもわかるように詳しく説明していきます。
生成した画像の権利は誰のものになるのか
Midjourneyで作った画像の権利関係は、一般的な写真や絵画とは異なり、やや複雑な状況になっています。
ここでは、できるだけわかりやすく説明します。
Midjourneyの利用規約を読むと、「有料プランに加入しているユーザーは、作った画像を法律で認められる最大限の範囲で所有する」と書かれています。
これを読むと「私が作った画像は私のものなんだ」と思うかもしれませんが、話はそう単純ではありません。
2023年2月に、アメリカの著作権局(著作権に関する公的機関)が重要な発表をしました。
それは「AIが単独で生成した画像には著作権が認められない」という内容です。
著作権というのは、創作物を作った人だけが持つ特別な権利で、「この作品は私が作ったものだから、勝手に使わないでください」と主張できる権利のことです。
しかし著作権局は、AIが作った画像には「人間の創作的な関与が十分ではない」と判断し、伝統的な著作権の保護対象にはならないと結論づけました。
AI生成画像の権利関係の整理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所有権 | 有料プラン加入者に付与される |
| 著作権 | 米国著作権局の見解では認められない |
| 使用権 | 商用利用を含めて広範囲に使用可能 |
| 独占性 | なし(他者が類似画像を作成・使用する可能性あり) |
| Midjourneyの権利 | プラットフォームとしての使用権を保持 |
| 公開性 | デフォルトで公開(Stealth Modeで非公開化可能) |
では、これが実際にどういう意味を持つのでしょうか。
簡単に言うと、あなたがMidjourneyで素晴らしい画像を作ったとしても、他の誰かが偶然または意図的に全く同じような画像を作った場合、「これは私が先に作ったから、あなたは使わないで」と法的に主張することが難しいということです。
従来の写真やイラストであれば、著作権によって保護されるため、無断で使われた場合は訴えることができました。
しかしAI生成画像の場合、そうした保護が十分ではない可能性があるのです。
さらに複雑なのが、Midjourneyの利用規約に含まれる「ライセンス条項」です。
あなたがMidjourneyを使うと、自動的にMidjourneyに対して「私が作った画像とプロンプト(入力した文章)を、Midjourneyが使うことを許可します」という同意をしたことになります。
これは、Midjourneyが技術を改善するために画像を分析したり、ウェブサイトで「こんな画像が作れます」という宣伝に使ったりできることを意味します。
また、デフォルト設定(初期設定)では、あなたが作ったすべての画像がMidjourneyの公開ギャラリーに表示されます。
これは、世界中のMidjourneyユーザーがあなたの画像を見ることができ、その画像を参考にして新しい画像を作る(リミックスする)こともできるということです。
Midjourneyは「オープンなクリエイティブコミュニティ」という理念のもとで運営されており、「みんなの作品を見て学び合い、刺激し合おう」という考え方が基本にあります。
もし「自分が作った画像を他の人に見られたくない」という場合は、ProプランまたはMegaプランに加入して、Stealth Mode(ステルスモード)という機能を使う必要があります。
Stealth Modeを有効にすると、あなたが作った画像は公開ギャラリーに表示されなくなり、他のユーザーから見えない状態になります。
ただし、これでもMidjourney自体は画像にアクセスできる状態であり、完全にあなただけが知っている秘密の画像、というわけではありません。
結論として、Midjourneyで作った画像は「使う権利」はあなたにありますが、「独占的な権利」ではないということを理解しておくことが大切です。
仕事で使う場合は、この点を考慮して、重要な商品のロゴやブランドイメージなど、独占性が必要なものにはMidjourneyを使わない方が安全かもしれません。
暴力的・性的な画像など生成できない内容の制限
Midjourneyには、誰もが安心して使える環境を保つために、厳格なコンテンツポリシー(内容に関するルール)が設けられています。
特定の種類の画像を作ることは明確に禁止されており、違反するとアカウントが停止される可能性があります。
まず、どんな内容の画像が禁止されているのかを具体的に見ていきましょう。
- 成人向け・性的コンテンツ :ヌード(裸体)、性的な行為、性的な雰囲気を強調した画像
- 暴力的・グロテスクな画像 :切断された身体の一部、大量の血液、人や動物を傷つける場面、過度に暴力的な戦闘シーン
- ヘイトスピーチ・差別的内容 :特定の人種、宗教、性別、国籍などを攻撃・侮辱する画像
- 嫌がらせ・攻撃的な内容 :実在する人物を侮辱、脅迫、危害を加えようとする画像
- 児童に関する不適切な画像 :児童虐待を連想させるあらゆる内容(最も厳格に禁止)
- 違法行為を促す内容 :麻薬使用、犯罪行為などを肯定的に描く画像
Midjourneyが禁止している主な内容は以下の通りです。
成人向けコンテンツや性的に露骨な画像は一切禁止されています。
ヌード(裸体)や、性的な行為を連想させる画像、下着姿で性的な雰囲気を強調した画像などは作ることができません。
暴力的な画像やグロテスクな画像も禁止されています。
具体的には、切断された身体の一部、大量の血液、人や動物を傷つける場面、戦闘シーンで過度に暴力的なもの、内臓や骨が見えるような画像などです。
ヘイトスピーチ(特定の人種、宗教、性別などを攻撃する内容)や差別的なイメージも禁止されています。
特定のグループの人々を侮辱したり、見下したりするような画像は作ってはいけません。
他者への嫌がらせや攻撃的な内容も禁止です。
実在する人物を侮辱したり、脅迫したり、危害を加えようとするような画像は絶対に作ってはいけません。
さらに、児童に関する不適切な画像は最も厳しく禁止されており、これに違反した場合は即座にアカウント停止だけでなく、法的措置の対象となる可能性もあります。
Midjourneyのコンテンツポリシー実施方法
| 仕組み | 内容 |
|---|---|
| 自動フィルターシステム | プロンプト内の禁止語句を自動検出してブロック |
| AIによるフィルタリング | 文脈や意図から不適切な内容を判断 |
| コミュニティ報告 | ユーザーによる不適切コンテンツの報告機能 |
| モデレーターレビュー | 人間による目視確認と判断 |
Midjourneyは、これらのルールを実施するために複数の仕組みを使っています。
まず「自動フィルターシステム」があります。
これは、あなたが入力した文章(プロンプト)を自動的に分析して、禁止されている言葉や表現が含まれていないかチェックする仕組みです。
もし禁止語が検出されると、画像生成が始まる前にブロックされ、「このプロンプトは使用できません」というメッセージが表示されます。
この禁止語リストや判定基準は、必要に応じて更新されることがあります。
ユーザーの中には、禁止語をわざと別の言葉に置き換えてフィルターをすり抜けようとする人がいますが、そうした新しい手法にも対応できるよう、リストは常に改善されています。
さらに、AIによるフィルタリングや、コミュニティによる監視も行われています。
たとえ禁止語が直接含まれていなくても、システムが文脈等から不適切と判断した場合、画像生成を拒否することがあります。
違反時の措置の段階
| 違反の程度 | 措置内容 | 影響 |
|---|---|---|
| 初回・軽微な違反 | 警告 | 注意喚起のみ |
| 繰り返しの違反 | 一時的なアカウント停止 | 一定期間の利用停止 |
| 悪質・重大な違反 | 永久的なアカウント停止 | 二度と利用不可 |
| 違法コンテンツの試み | 法的措置 | アカウント停止+法的責任 |
もしルールに違反した場合、以下のような措置が取られる可能性があります。
初めての軽い違反の場合は「警告」が出されます。
繰り返し違反を続けると「一時的なアカウント停止」となり、一定期間、Midjourneyを使えなくなります。
悪質な違反や重大な違反の場合は「永久的なアカウント停止」となり、二度とMidjourneyを使えなくなります。
児童虐待コンテンツなど、法律で禁止されている内容を作ろうとした場合は、アカウント停止だけでなく「法的措置」の対象となる可能性もあります。
重要なのは、これらのルールがあらゆる状況で適用されるということです。
Discordの公開チャンネルで作る場合はもちろん、プライベートメッセージで作る場合、Stealth Modeを使って作る場合、公式ウェブサイトから作る場合、すべてにおいて同じルールが適用されます。
つまり「Stealth Modeだから誰にも見られないし、何を作ってもいい」というわけではありません。
ホラー映画のファンなど、暗くて不気味な雰囲気の画像を作りたい人もいるでしょう。
Midjourneyもそうしたクリエイティブな表現を否定はしていませんが、それでも「PG-13」(13歳以上が見ても大丈夫なレベル)の範囲内に収める必要があります。
視覚的にショッキングすぎる内容、見た人が強い不快感を覚えるような内容は避けなければなりません。
日本語プロンプトの対応状況と英語での指示が推奨される理由
Midjourneyは技術的には日本語を含む様々な言語でプロンプト(画像を作るための指示文)を受け付けます。
実際に日本語で文章を入力しても、画像は生成されます。
しかし、精度を高めるためには、英語でプロンプトを書くことが一般的に推奨されています。
ここでは、その理由と対処法を詳しく説明します。
最大の理由は、Midjourneyの「学習データ」が主に英語で構成されているという点です。
AIが画像を生成できるようになるまでには、膨大な数の画像と、それぞれの画像を説明する文章を一緒に学習する必要があります。
Midjourneyの場合、この学習に使われた文章の大部分が英語だったため、AIは英語の単語と視覚的な要素の関係を最も深く理解しています。
つまり、英語で「dog(犬)」と入力されたときの犬の画像と、日本語で「犬」と入力されたときの犬の画像では、前者の方が精度が高く、意図通りの結果が得られやすいのです。
- 一部の日本語単語が正しく認識されない
- 複雑な文章の一部要素だけが反映される
- 意図しない「日本風」のスタイルが自動適用される
- 専門的な日本語表現が理解されない
- ニュアンスの細かい違いが反映されにくい
日本語でプロンプトを入力した場合に起こりやすい問題をいくつか挙げてみます。
まず、一部の日本語単語が正しく認識されないことがあります。
例えば「侍」という言葉は世界的に知られているため比較的うまく機能しますが、「武家屋敷」「町人」「花魁」といったより専門的な日本語は、AIが正確に理解できない可能性が高くなります。
また、複数の要素を含む複雑な日本語のプロンプトでは、一部の要素だけが反映されて、他の部分が無視されることがあります。
例えば「桜の木の下で昼寝をする猫」と入力したとき、「桜」は認識されるけれど「昼寝」の部分が反映されず、起きている猫の画像が生成される、といったことが起こり得ます。
興味深いことに、日本語でプロンプトを入力すると、AIが自動的に「日本らしいスタイル」で画像を作ろうとすることがあります。
これは、日本語の文字パターン自体がAIにとって「日本的な要素」を示す手がかりになっているためです。
しかし、これは意図的にコントロールできる効果ではなく、時には望まない結果をもたらすこともあります。
言語別のMidjourney対応状況
| 言語グループ | 対応状況 | 具体例 |
|---|---|---|
| 英語 | 最良 | 最も正確で高品質な結果 |
| ヨーロッパ系言語 | 良好 | フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語など |
| 非ラテン文字言語 | 限定的 | 日本語、中国語、韓国語、アラビア語など |
複数の言語でMidjourneyの性能を比較した実験研究では、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などのヨーロッパ言語は比較的良好な結果を示しました。
これらの言語はラテン文字(アルファベット)を使い、文法構造も似ているため、AIが対応しやすいのです。
一方、日本語、中国語、韓国語、アラビア語など、異なる文字システムを使う言語では、プロンプトの内容が正確に画像に反映されにくい傾向があると報告されています。
日本語ユーザーのための実用的対処法
| 方法 | 具体的なやり方 | メリット |
|---|---|---|
| 翻訳ツールの活用 | Google翻訳やDeepLで日本語→英語に変換 | 英語知識不要で高品質な結果 |
| 基本英単語の習得 | よく使う単語を覚える | 自分で柔軟にプロンプトを調整可能 |
| コミュニティの例を参考 | 公開ギャラリーの効果的なプロンプトを学習 | 実践的なテクニックが身につく |
では、日本語しか話せない人はどうすればいいのでしょうか。
いくつかの実用的な対処法があります。
最も簡単な方法は、無料の翻訳ツールを使うことです。
Google翻訳やDeepLといったサービスで、日本語で考えたアイデアを英語に翻訳してから、その英語をプロンプトとして使います。
例えば「夕暮れの海辺を歩く少女」と日本語で入力し、それを「A girl walking on the beach at sunset」という英語に翻訳してからMidjourneyに入力するのです。
また、基本的な英語の語彙を少しずつ覚えていくのも有効です。
画像生成でよく使われる英単語は限られているため、「beach(海辺)」「sunset(夕暮れ)」「forest(森)」「castle(城)」「watercolor(水彩画)」「photorealistic(写真のようにリアル)」といった頻出単語を覚えておくと、自分で簡単な英語のプロンプトを組み立てられるようになります。
Midjourneyのコミュニティで他のユーザーが共有しているプロンプトの例を参考にするのも良い学習方法です。
公開ギャラリーで気に入った画像を見つけたら、その画像を作るのに使われたプロンプトも見ることができます。
それをコピーして、一部の単語だけを自分の作りたいものに変えて使ってみると、効果的なプロンプトの書き方を自然に学べます。
将来的には、Midjourneyが日本語を含む多言語サポートを強化する可能性もあります。
しかし2026年1月現在では、最高品質の結果を得るためには英語でプロンプトを作成することが推奨される状況です。
少し手間はかかりますが、翻訳ツールを活用することで、言語の壁を乗り越えてMidjourneyを楽しむことができます。
よくある質問(FAQ)
- Midjourneyは完全無料で使えますか?
-
いいえ、残念ながら2026年1月現在、Midjourneyを完全無料で使うことはできません。
以前は新しく始める人向けに、25枚程度の画像を無料で作れるトライアル期間が用意されていました。
しかし2023年4月に、このサービスを悪用する人が増えたことを理由に、無料トライアルは停止されました(※niji・journeyなど一部例外的に試せる場合があります)。
現在Midjourneyを使い始めるには、最初から有料プランのどれかに加入する必要があります。
最も安いBasicプランは月額10ドル(日本円で約1,500円程度、為替レートによって変動します)から利用できます。
ただし、新しい機能が公開されるタイミングなどで、限定的に無料トライアルが復活することがまれにありますが、これは不定期で確約されたものではありません。
- 商用利用する場合はどのプランを選べばよいですか?
-
商用利用、つまり作った画像を使ってお金を稼ぐ活動に使う場合、まず最低限Basicプラン(月額10ドル)以上の有料プランに加入している必要があります。
ただし、実際にどのプランを選ぶべきかは、あなたの仕事の内容や会社の規模によって変わってきます。
個人事業主やフリーランスで、クライアントの仕事にMidjourneyを使う場合は、Standardプラン(月額30ドル)がおすすめです。
このプランなら無制限のRelax GPUタイムが使えるので、クライアントに何度も修正案を出す必要がある場合でも、画像の生成回数を気にせずに作業できます。
会社に勤めていて、企業のプロジェクトでMidjourneyを使う場合は、まず会社の年間売上を確認してください。
もし年間売上が100万ドル(約1億5000万円)を超えている場合は、利用規約により必ずProプラン(月額60ドル)またはMegaプラン(月額120ドル)を選ばなければなりません。
これに違反すると、アカウントが停止される可能性があります。
また、未発表の新製品デザインや企業秘密を含むプロジェクトで使う場合は、作った画像が公開されないようにするStealth Mode(ステルスモード)が必要です。
この機能はProプランまたはMegaプランでのみ利用できます。
売上が100万ドル未満の会社でも、機密性の高いプロジェクトに使う場合はProプラン以上をおすすめします。
- 日本語でプロンプトを入力しても画像は生成できますか?
-
はい、技術的には日本語でプロンプト(画像を作るための指示文)を入力しても、画像は生成されます。
Midjourneyのシステムは日本語の入力を受け付けますし、何かしらの画像を作ってくれます。
しかし、最も良い結果、つまり自分が思い描いたイメージに近い画像を作るためには、英語でプロンプトを書くことを強くおすすめします。
その理由は、MidjourneyのAIが主に英語のデータで学習されているためです。
AIは英語の単語と視覚的なイメージの関係を最も深く理解しているので、英語のプロンプトに対して最も正確に反応します。
日本語で入力した場合、一部の言葉が正しく認識されなかったり、思っていたものと違う画像が生成されたりする可能性が高くなります。
英語が苦手な方は、Google翻訳やDeepLといった無料の翻訳サービスを使う方法があります。
まず日本語で作りたい画像のアイデアを書き出し、それを翻訳ツールで英語に変換してから、その英語をMidjourneyに入力するのです。
例えば「森の中を歩く鹿」という日本語を「A deer walking in the forest」という英語に翻訳してから使うという流れです。
この方法なら、英語の知識がなくても質の高い画像を生成できます。
- 生成した画像の著作権は誰に帰属しますか?
-
これは少し複雑な質問です。
Midjourneyの利用規約を読むと、有料プランに加入している人は作った画像を「法律で認められる最大限の範囲で所有する」と書かれています。
これを読むと「私が作った画像は私のものだ」と思うかもしれませんが、話はそう単純ではありません。
2023年2月のアメリカの著作権局の発表によれば、AIのみで生成された画像は著作権保護の対象外とされる傾向があります。
これはどういう意味かというと、人間が自分で描いた絵や撮った写真には著作権という法的な保護がありますが、AIが作った画像にはそうした保護がないということです。
実際の使い方としては、有料プラン加入者は自分が作った画像を商用利用を含めて自由に使うことができます。
広告に使ったり、商品パッケージに使ったり、ブログに掲載したりすることに問題はありません。
ただし、その画像に対する「独占的な権利」はありません。
つまり、他の誰かが偶然または意図的に非常に似た画像を作って使ったとしても、「それは私が先に作ったから使わないでください」と法的に主張することは難しいのです。
また、Midjourneyで作った画像は、デフォルト設定では公開ギャラリーに表示され、他のユーザーも見ることができ、その画像をもとに新しい画像を作る(リミックスする)こともできます。
完全にプライベートな状態を保ちたい場合は、ProプランまたはMegaプランのStealth Mode(ステルスモード)を使う必要があります。
- Midjourneyで生成した画像をSNSに投稿しても問題ありませんか?
-
はい、各SNSのガイドラインに従えば投稿可能です。
有料プランに加入していれば、自分が作った画像をInstagramやTwitter(X)、FacebookなどのSNSに自由に投稿することができます。
ただし、いくつか注意すべき点があります。
まず、Midjourneyで作った画像は(Stealth Modeを使っていない限り)公開され、他のMidjourneyユーザーもその画像を見ることができるという点です。
つまり、あなたがSNSに投稿する前に、すでにMidjourneyのギャラリーで他の人が見ている可能性があります。
次に、画像の内容についてです。
もし生成された画像に実在する有名人の顔がはっきりと写っている場合、その人の肖像権を侵害する可能性があります。
また、有名ブランドのロゴや商標が含まれている場合も、問題になる可能性があります。
こうした要素が含まれている画像は、SNSに投稿する前に注意深く確認し、必要であれば画像編集ソフトで該当部分を修正または削除することをおすすめします。
さらに重要なのは、Midjourneyのコンテンツポリシーで禁止されている内容(暴力的な画像、性的な画像、差別的な内容など)は、そもそも生成自体が禁止されているという点です。
たとえSNSに投稿するためだとしても、これらの内容の画像を作ろうとすることはルール違反となり、アカウント停止の対象になります。
最後に、SNSごとの利用規約も確認してください。
多くのSNSには独自のコンテンツポリシーがあり、AI生成画像の使用に関して特定のルールを設けている場合があります。
主要なSNSではAI生成画像の投稿自体は可能ですが、完全に自由というわけではありません。
YouTubeやMeta(Facebook/Instagram)では、現実と見紛うようなAI生成コンテンツに対してラベル付け(開示)を義務付けています。
また、X(旧Twitter)のように誤認を招く合成メディアを禁止している場合もあるため、投稿先の最新ルールを確認することが必須です。
まとめ
Midjourneyは、専門的なデザインスキルがなくても、文章で指示するだけで質の高い画像を作れる革新的なAIツールです。
イラスト、写真風の画像、デザイン素材など、様々な種類のビジュアルコンテンツを作成できるため、個人の趣味から本格的なビジネス用途まで、幅広い場面で活用されています。
Midjourneyを使い始めるには、DiscordアカウントまたはGoogleアカウント等での登録が必要です。
そして月額10ドルから始まる有料プランのいずれかに加入することが必須となります。
無料で試すことはできませんが、料金プランは自分の用途や必要な画像生成量に応じて選ぶことができます。
趣味で使うならBasicプランやStandardプラン、仕事で使う場合は会社の規模や機密性に応じてStandardプラン、Proプラン、Megaプランから選択します。
利用する際には、いくつかの重要な点に注意が必要です。
まず、著作権やライセンスに関する理解が必要です。
作った画像は使う権利がありますが、伝統的な著作権のような独占的な権利はありません。
また、暴力的な内容や性的な内容など、作ることが禁止されている画像の種類が明確に定められており、これらのルールを守らないとアカウントが停止される可能性があります。
さらに、最高品質の画像を得るには、日本語ではなく英語でプロンプト(指示文)を書くことが推奨されています。
AI画像生成技術は現在も急速に進化している分野であり、Midjourneyも継続的にアップデートと改善を行っています。
創造的な表現の新しい可能性を探求したい方、効率的に視覚コンテンツを制作したい方にとって、Midjourneyは非常に有力な選択肢となるでしょう。
ただし、利用規約やコンテンツポリシーをしっかり理解し、適切に使用することが、このツールを長く安全に活用するための鍵となります。
Encyclopedia Britannica Midjourney | AI Technology, Discord, Tools, Versions, & History
Midjourney Documentation GPU Speed (Fast, Relax, Turbo)
Midjourney Documentation Legacy Features
OpenAI DALL·E: Creating images from text
Stability AI Stable Diffusion Public Release
Adobe Adobe Firefly – Free Generative AI for creatives
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