自社のウェブサイトへのアクセスを増やしたいと考えたとき、多くの方がSEO対策に注目します。
しかし、SEO対策を進める中で「指名検索」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
指名検索とは、会社名やブランド名を含めて検索されることを指し、実はSEOにおいて非常に重要な役割を果たしています。
- Googleは指名検索数を直接的なランキング要因と明言していない
- 間接的に検索順位に影響する可能性がある(CTRやユーザー行動通じて)
- 高いクリック率(CTR)がランキング調整の参考になる
- Google特許にはサイト品質評価への利用法が記載
- ブランド力向上で一般KWの順位も上がりやすくなる
指名検索の多さは、そのブランドが人々に知られている証拠の1つとなります。
指名検索が増えることで、検索結果での順位にも良い影響を与える可能性があり、さらに多くの人にあなたのビジネスを知ってもらえる良い流れが生まれます。
反対に、指名検索が少ないということは、ブランドの知名度が低く、SEOでも不利になる可能性があります。
本記事では、指名検索とは何か、なぜSEOに影響するのか、そして具体的にどうすれば指名検索を増やせるのかを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
指名検索を理解し、対策を実施することで、あなたのビジネスはより多くの人に知られ、安定した集客を実現できるようになります。
- 指名検索とは何か、通常の検索との違い
- 指名検索がGoogleの評価や検索順位に与える影響
- 指名検索を増やすことで得られる3つのメリット
- 指名検索を実際に増やすための5つの実践方法
- Google Search ConsoleやAnalyticsを使った測定方法
指名検索とは|会社名やブランド名で検索されること
指名検索とは、検索エンジンで特定の会社名、ブランド名、製品名などを含めて検索されることです。
たとえば「Nike 靴」「スターバックス メニュー」「トヨタ 新型車」といった検索がこれにあたります。
検索する人がすでにそのブランドを知っていて、そのブランドに関する情報を探している状態を指します。
指名検索は、あなたのブランドとすでに何らかの関係がある人からの検索です。
そのため、ビジネスにとって非常に価値が高いと言えます。
指名検索の具体例と通常の検索との違い
指名検索と通常の検索の違いを知ることは、マーケティングを考える上で大切です。
指名検索と非指名検索の比較
| 項目 | 指名検索 | 非指名検索(通常の検索) |
|---|---|---|
| 検索例 | 「Nike ランニングシューズ」 「スターバックス メニュー」 「ユニクロ オンラインストア」 | 「ランニングシューズ おすすめ」 「カフェ 近く」 「中古車 選び方」 |
| ユーザーの状態 | すでにブランドを知っている | まだブランドを決めていない |
| 検索の目的 | 具体的な情報を求めている | 幅広く比較検討している |
| 購買意欲 | 高い | 中程度〜低い |
| コンバージョン率 | 高い | 標準 |
この2つの大きな違いは、検索する人の気持ちにあります。
指名検索をする人は、すでにそのブランドを知っていて、具体的な情報を求めています。
たとえば「Nikeのランニングシューズの値段を知りたい」といった明確な目的があります。
対して、非指名検索をする人は、まだ特定のブランドを決めていません。
「どのブランドのランニングシューズが良いのだろう」と、幅広く比較検討している段階です。
指名検索は一般的に「すでにブランドを知っている人」からの検索、非指名検索は「まだブランドを決めていない人」からの検索とされています。
指名検索が多いほど、多くの人があなたのブランドを知っていて、興味を持っている傾向があります。
指名検索されるとわかる3つのこと
指名検索の数や内容を調べると、ビジネスの状態について多くのことがわかります。
- ブランドの知名度
- 指名検索が多い=多くの人がブランドを知っている傾向
- 新規サービスでは少なく、成功すると徐々に増加
- マーケティング活動の成果が数値で見える(※既存顧客のログイン等も含まれる点に留意)
- お客さんとの関係性(ロイヤリティの一指標)
- 定期的な指名検索=ブランドを継続的に利用している目安の一つ
- リピーターが情報を探す際に利用
- 良好な顧客関係の目安(※サポート窓口検索なども含まれる点に留意)
- マーケティング活動の効果
- キャンペーン後の指名検索増加=施策が成功
- どの取り組みが効果的だったかを判断可能
- 投資対効果を測る指標として活用
なぜ今、指名検索が注目されているのか
最近、指名検索がSEOやマーケティングの世界で特に注目されるようになった理由がいくつかあります。
まず、Googleの仕組みが進化して、コンテンツの品質や信頼性をより重視するようになったことが挙げられます。
Googleは単に「このページにキーワードが含まれているか」だけでなく、「このサイトは信頼できる情報源か」を判断するために、様々な情報を見ています。
指名検索の多さは、そのブランドが人々に知られていることを示す情報の1つと考えられています。
また、米国を中心とした調査によると、検索ボリュームの約44〜46%がブランド名を含む指名検索だということがわかりました。
Google 検索のほぼ半分 (45.7%) はブランド検索です。つまり、人々はすでに知っている特定の企業や製品を積極的に探しているということです。
引用:Ahrefs Almost Half of Google Searches Are Branded. Here’s Why That Matters
多くの人が特定のブランドを意識して検索しています。
さらに、指名検索は他のマーケティング活動(SNS、広告、口コミなど)の効果を測る目安としても使えます。
たとえば、SNSでキャンペーンを実施した後に指名検索が増えれば、そのキャンペーンが知名度アップに貢献したことがわかります。
このように、指名検索は単なるSEOの指標だけでなく、ブランド全体のマーケティング効果を測る総合的な指標として活用されているのです。
指名検索が多いとGoogleの評価が上がる仕組み
指名検索とSEOの関係を理解することは、効果的なウェブマーケティングを進める上で大切です。
Googleは検索エンジンとして、検索する人に最も役立つ信頼できる情報を提供することを目指しています。
指名検索が多いということは、そのブランドが多くの人に知られている傾向を示します。
指名検索に関連するユーザー行動(クリック率、滞在時間など)が、間接的に検索順位に影響する可能性があると考えられています。
ブランドの知名度が高まると、ブランド名を含まない一般的なキーワードでの順位も上がりやすくなる場合があります。
たとえば、指名検索の増加と並行して、「ソファ おすすめ」といった一般的なキーワードでも上位に表示されやすくなることがあります。
これは、ブランド力の向上が被リンクやメディア言及など複数の要素を通じて、サイト全体の評価に影響するためと考えられます。
Googleは指名検索数をどう見ているのか
Googleは公式に「指名検索数を直接使って順位を決めている」とは言っていません。
また、Google広報は「ブランドランキングシステムは存在しない」と明言しています。
ただし、指名検索に関連するいくつかの要素が、間接的に検索順位に影響している可能性があると考えられています。
- クリック率の向上: 指名検索するユーザーは検索結果で自社サイトを高確率でクリック。長期的なクリックデータはランキング調整の参考情報として活用される可能性がある
- ユーザー行動の質: サイト内で複数ページを閲覧、長時間滞在、低い離脱率といったポジティブな行動が、間接的にサイトの品質評価に影響する可能性がある
- ブランドシグナル: 特許文書にはブランド名での検索数や言及を評価に使う仕組みが記載されているが、実際の活用度は不明
検索順位が上がりやすくなる理由
指名検索が多いサイトの検索順位が上がりやすくなる理由は、いくつかの要因が組み合わさっています。
第一に、クリックされる割合が高くなることです。
指名検索をする人は、検索結果であなたのサイトを見つけると高い確率でクリックします。
実際、指名検索のクリック率は一般的な検索よりも大幅に高い傾向があります。
ご覧のとおり、ブランド名を含む検索キーワードの場合、1位検索結果へのクリック率は非ブランド名を含む検索キーワードに比べて大幅に高くなっています。
引用:Backlinko We Analyzed 4 Million Google Search Results. Here’s What We Learned About Organic CTR
Googleは長期的なクリックデータをランキング調整の参考情報として活用しており、こうしたユーザー行動が順位に影響する可能性があります。
第二に、訪問者の行動の質です。
指名検索でサイトを訪れた人は、探している情報を見つけやすく、サイト内での行動も活発になります。
たくさんのページを見て、長く滞在して、すぐに離れないという良い行動は、サイト全体の品質を示す指標の1つとなります。
第三に、他のサイトやSNSでブランドが話題になることです。
指名検索が多いということは、多くの人がそのブランドを能動的に探していることを示します。
Googleの特許では、こうした指名検索をサイト品質評価の一要素として使用する方法が記載されています。
ただし、実際にどの程度活用されているかは明らかにされていません。
指名検索の多さはブランド力の証明になる
指名検索の数は、単なるSEOの数字を超えて、ブランドそのものの価値を示す重要な目安となっています。
ブランド力が高いということは、お客さんの頭の中ではっきりとした位置を占めているということです。
人々があなたのブランド名を検索するということは、そのブランドが記憶に残っていて、何か必要なときに真っ先に思い出されているということを意味します。
知名度の高い企業ほど、指名検索の割合が高い傾向があります。
大手企業や有名ブランドでは、サイトへの訪問において指名検索が大きな割合を占めるケースが多く見られます。
また、指名検索が多いブランドは、他の会社と比べる段階を飛び越えて選ばれる傾向があります。
ユーザーは「〇〇 価格」「〇〇 口コミ」といった具体的な情報を求めて検索し、購入や問い合わせに直接つながりやすくなります。
これは、ブランドに対する信頼が築かれているからこそ起こることです。
Googleもこのようなブランド力を認識して、検索の仕組みに反映させていると考えられます。
多くの人に支持されているブランドを上位に表示することは、検索エンジンとしての価値を高めることにつながるからです。
指名検索を増やすと得られる3つのメリット
指名検索を増やすことは、SEO効果だけでなく、ビジネス全体に多くのメリットをもたらします。
ここでは、特に重要な3つのメリットについて詳しく見ていきましょう。
指名検索によるトラフィックは、ブランド名を含まない一般的な検索と比べて質が高く、ビジネスの成果に直結しやすいという特徴があります。
すでにブランドを知っている人からの訪問であるため、購入や問い合わせといった具体的な行動につながる確率が高くなります。
また、指名検索が増えることで、有料広告への依存度を下げることができます。
自然な検索からの安定した訪問者が確保できれば、広告費を削減しながらも十分な集客を維持できます。
さらに、指名検索が多いということは、他社と比べる段階を経ずに選ばれやすいということでもあります。
これは長期的なビジネスの安定性につながる重要な要素です。
指名検索を増やす3つの主要メリット
| メリット | 効果 | ビジネスへの影響 |
|---|---|---|
| コンバージョン率の向上 | 購入や問い合わせ率が高い傾向 (※業種や市場により大きく異なる) | 売上の直接的な増加 |
| 広告費用の削減 | 自然検索からの安定した流入 | マーケティングコストの削減 |
| 競合との差別化 | 価格競争を避けやすい | ブランド価値に基づく価格設定が可能 |
訪問者が購入や問い合わせをしやすくなる
指名検索で訪れる人は、一般的な検索で訪れる人と比べて、購入や問い合わせといった具体的な行動を起こす確率が大幅に高くなります。
その理由は、指名検索をする人が、お客さんになるまでの道のりの中で、より後ろの段階にいるためです。
すでにブランドを知っていて、何らかの興味を持っているため、情報を集めてから決めるまでの距離が短いのです。
一部のマーケティング分析では、指名検索で訪れた人が実際に購入や申し込みをする割合は、一般的な検索と比べて2〜3倍程度高い傾向があることが報告されています。
ただし、この倍率は業種や商品によって異なります。
これは、指名検索をする人がすでに「このブランドから買いたい」「このサービスについて詳しく知りたい」という明確な気持ちを持っているためです。
- 非指名検索(例:「ランニングシューズ」)
- まだブランドを決めていない段階
- 複数の選択肢を比較検討中
- 情報収集が主な目的
- 指名検索(例:「Nike ランニングシューズ」)
- すでにブランドを選んでいる、または強く検討中
- 具体的な商品情報や価格を確認したい
- 購入に向けた最終段階
また、指名検索でサイトを訪れた人は、サイト内での行動も積極的な傾向があります。
商品ページをいくつも見たり、口コミを読んだり、価格を確認したりと、購入に向けた具体的な情報集めを行います。
この熱心な行動が、最終的な購入につながるのです。
広告にかける費用を減らせる
指名検索が増えることで、有料広告への依存度を下げて、マーケティングにかかる費用を削減できる可能性があります。
通常、新しいお客さんを獲得するためには、検索広告やバナー広告などに多くの費用をかける必要があります。
指名検索が十分にあれば、広告を出さなくても自然な検索結果から安定した訪問者を確保できるため、広告費を抑えられる場合があります。
ただし、競合が自社ブランド名で広告を出すケースもあるため、状況に応じた判断が必要です。
- 指名検索が少ない場合
- 有料広告に大きく依存
- 継続的な広告費が必要
- 広告を止めると流入が激減
- 指名検索が多い場合
- 自然検索からの安定した流入
- 広告費を抑えられる可能性がある
- 非指名キーワードへの予算配分が可能
特に、自社のブランド名での検索結果では、自分のサイトが上位に表示されやすいため、広告を出さなくても十分なクリックを獲得できることがあります。
多くの企業が、ブランド名を含まないキーワードや知名度アップのための施策に予算を重点配分しています。
さらに、指名検索で訪れた人は前述のとおり購入率が高いため、同じ訪問者数でもより多くの成果を上げることができます。
これは、1人のお客さんを獲得するためのコストを下げることにつながります。
長期的に見ると、ブランドの知名度を高めて指名検索を増やす取り組みは、広告費をかけ続けるよりも費用対効果が高いと言えます。
一度作られたブランドの知名度は、広告を止めてもしばらく続くため、安定した集客の基盤となります。
競合他社と比較されにくくなる
指名検索が多いブランドは、他社との直接的な比較を避けやすくなり、価格競争に巻き込まれにくいという利点があります。
ユーザーが「ランニングシューズ おすすめ」のような一般的な言葉で検索すると、検索結果には複数の会社のサイトが並びます。
ユーザーはそれらを見比べて、価格や機能、口コミなどを確認して判断します。
この段階では、最も安いものや、最も評価が高いものが選ばれやすくなります。
一方、指名検索をする人は、すでに特定のブランドを選んでいるか、少なくとも強く候補として考えています。
そのため、他のブランドと比べられる機会が減り、価格以外の理由でも選ばれやすくなります。
購買プロセスでの比較
| 段階 | 非指名検索ユーザー | 指名検索ユーザー |
|---|---|---|
| 情報収集 | 複数ブランドを比較 | 特定ブランドに焦点 |
| 意思決定の基準 | 価格、機能、評価など | ブランド信頼、経験など |
| 価格感度 | 高い(安さ重視) | 低い(価値重視) |
| 購入確率 | 中程度 | 高い |
ブランドへの愛着が強いお客さんは、多少価格が高くても、あるいは他により良い選択肢があっても、信頼しているブランドを選び続ける傾向があります。
指名検索は、こうした愛着の1つの表れと考えられます。
また、指名検索が多いということは、そのブランドが市場である程度の地位を確立していることを示します。
これ自体が新しいお客さんに対する信頼性のサインとなり、初めてブランドを知った人も「多くの人が検索している=信頼できる」と判断しやすくなります。
結果として、他社との厳しい価格競争から距離を置き、ブランドの価値に基づいた適正な価格設定を維持することが可能になります。
指名検索を増やす5つの実践方法
指名検索を増やすためには、ブランドの知名度を高めて、お客さんとの接点を増やし、信頼関係を築くことが大切です。
ここでは、具体的に実践できる5つの方法を紹介します。
指名検索を増やすということは、より多くの人にあなたのブランド名を覚えてもらい、何か必要なときに真っ先に思い出してもらえるようになることを意味します。
これはすぐに達成できるものではありませんが、続けて取り組むことで着実に成果を上げることができます。
大切なのは、様々な方法を通じてブランドとの接点を作り、一貫したメッセージを発信し続けることです。
インターネット上とリアルの世界の両方で活動し、お客さんの体験を良くして、自然な口コミが広がる環境を整えることが、指名検索を増やす近道となります。
- 役立つ情報を発信してファンを作る
- SNSで会社やブランドの存在を広める
- チラシやイベントなどオフラインでも認知を高める
- 顧客満足度を上げてリピーターを増やす
- 良い口コミや評判が広がる仕組みを作る
以下で紹介する5つの方法は、それぞれ別々のものではなく、お互いに関連し合っています。
複数の方法を組み合わせて実施することで、より大きな効果が期待できます。
役立つ情報を発信してファンを作る
指名検索を増やす最も基本的で効果的な方法は、ターゲットとなる人々にとって価値のある情報を継続的に発信することです。
コンテンツマーケティングとは、単に自社の商品やサービスを宣伝するのではなく、読む人の悩みを解決したり、知識を増やしたりする情報を提供することです。
このような内容を通じて、読者はあなたのブランドを「役に立つ情報源」として認識するようになります。
- ブログ記事: ハウツー、ガイド、業界情報など
- 動画コンテンツ: チュートリアル、製品レビュー、インタビューなど
- インフォグラフィック: データや統計をわかりやすく図解
- ポッドキャスト: 専門知識や対談を音声で提供
- 電子書籍(eBook): 深い知識を体系的にまとめた資料
重要なのは、ターゲットとなる人が実際に求めている情報を提供することです。
たとえば、スポーツ用品を販売している会社であれば、以下のようなコンテンツが効果的です。
- 「初心者向けのトレーニング方法」
- 「怪我を防ぐコツ」
- 「栄養管理の基本」
- 「目標達成のためのメンタルケア」
価値ある情報を継続的に提供することで、読者はそのブランドを信頼して親しみを感じるようになり、情報を探す際に再度そのブランド名で検索する可能性が高まります。
また、SEOの観点からも、質の高いコンテンツはブランド名を含まないキーワードでの上位表示を実現し、新しいユーザーの獲得につながります。
これらの新しいユーザーが良い体験をすれば、次回からは指名検索でサイトを訪れる可能性が高まります。
SNSで会社やブランドの存在を広める
ソーシャルメディア(SNS)は、ブランドの知名度を高めて、指名検索を増やすための強力なツールです。
SNSの最大の利点は、多くの人に低コストで届けられることです。
各プラットフォームにはそれぞれ違った特徴と利用者層があります。
自社のお客さんに合ったプラットフォームを選び、定期的に投稿することが大切です。
主要SNSプラットフォームの特徴
| プラットフォーム | 主な利用者層 | 適したコンテンツ | ビジネスへの活用 |
|---|---|---|---|
| 25〜34歳中心、幅広い層 | 詳細な情報、イベント告知 | コミュニティ形成、広告配信 | |
| 18〜34歳が中心、視覚重視 | 写真、短い動画、ストーリーズ | ブランドイメージ構築 | |
| Twitter(X) | 18〜34歳が中心、情報感度高 | リアルタイム情報、短文 | ニュース発信、顧客対応 |
| ビジネスパーソン | 専門的な記事、業界情報 | BtoB、採用活動 | |
| TikTok | 18〜34歳が中心、若年層 | 短い動画、トレンド | 若年層へのリーチ |
※上記の年齢層は主にグローバルデータに基づく目安です。
実際の利用者層は国や時期によって変動するため、ターゲット市場に応じた最新データの確認が推奨されます。
効果的なSNS活用のポイントは、単なる宣伝ではなく、フォロワーとの会話を重視することです。
- 質問に答える
- コメントに返信する
- ユーザーが作ったコンテンツをシェアする
- 定期的に役立つ情報を投稿する
SNSでのキャンペーンやコンテストも、ブランドの知名度を高める効果的な方法です。
「友達をタグ付けしてシェアしてください」といった仕組みを取り入れることで、自然な形で多くの人にブランド名が届きます。
研究によると、SNSでの活発なやりとり(いいね、シェア、コメントなど)は、ブランドの知名度や信頼、お客さんの愛着を高め、購入したいという気持ちにつながることが分かっています。
Trusovら(2009年)やStephenとGalak(2012年)の研究は、現在ソーシャルメディア上で行われている特定の種類の社会的交流(例えば、「友達紹介」機能やオンラインコミュニティにおける議論など)が、新規顧客獲得や売上といった重要なマーケティング成果にプラスの影響を与える可能性があることを実証しました。
引用:PubMed Central The future of social media in marketing
ユーザーがSNSでブランドを目にして興味を持つと、より詳しい情報を求めて検索エンジンでブランド名を検索するという行動パターンが考えられます。
また、インフルエンサーマーケティングも有効な手段です。
あなたのお客さんに影響力を持つインフルエンサーと協力することで、一度に多くの人にブランドを知ってもらうことができます。
インフルエンサー推薦は信頼性が高く、フォロワーが実際にブランド名を検索するきっかけになります。
チラシやイベントなどオフラインでも認知を高める
インターネットでのマーケティングが主流となった今でも、リアルの世界での活動は指名検索を増やすために非常に効果的です。
展示会、セミナー、ワークショップ、スポンサーシップなどのイベントへの参加は、直接人々と会って、ブランドを印象付ける機会となります。
実際に商品に触れたり、スタッフと話したりすることで、インターネットだけでは得られない強い印象を残すことができます。
- イベント参加・開催
- 展示会やセミナーでの直接的な接触
- ワークショップで体験を提供
- スポンサーシップでブランド露出
- 伝統的な広告媒体
- チラシ、パンフレット(地域密着型に効果的)
- ポスター、看板(継続的な露出)
- フリーペーパーへの掲載
- マス広告
- テレビCM(大規模な認知度向上)
- ラジオ広告(通勤時間帯に効果的)
- 新聞・雑誌広告(特定層へのリーチ)
テレビCMなどの広告を見た後、視聴者がそのブランド名を検索エンジンで調べる行動が増える傾向があります。
- イベント資料にQRコードを記載
- 「〇〇で検索」というメッセージを入れる
- ウェブサイトのURLを目立つ場所に表示
- SNSアカウントへの誘導
- 限定キャンペーンコードの提供
インターネットとリアルの両方で一貫したブランドメッセージを発信している企業ほど、ブランドの知名度が高く、指名検索も多い傾向があります。
顧客満足度を上げてリピーターを増やす
既存のお客さんの満足度を高めることは、指名検索を増やすための効果的な方法の1つです。
お客さんの体験の質を向上させることで、お客さんは再度あなたのブランドを利用したいと思うようになります。
次に買い物や情報集めをする際には、検索エンジンであなたのブランド名を直接検索する可能性が高まります。
- 商品・サービスの品質: 期待を上回る品質を提供
- 購入プロセスの使いやすさ: 簡単でストレスのない購入手続き
- カスタマーサポート: 迅速で丁寧な問い合わせ対応
- 配送: 速く正確な配送、適切な梱包
- アフターサービス: 購入後のフォロー、保証対応
たとえば、以下のような取り組みが効果的です。
- ウェブサイトが使いやすく、探している情報がすぐに見つかる設計
- 問い合わせに素早く丁寧に対応する
- 商品到着後のフォローメールを送る
- トラブル時に柔軟に対応する
お客さんの満足度とブランドへの愛着には強い関係があり、満足したお客さんは繰り返しそのブランドを選ぶ傾向があります。
再度利用する際には、指名検索を通じて再訪問することが多くなると考えられます。
リピーターを増やす具体的施策
| 施策 | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| ロイヤリティプログラム | ポイント制度、会員特典 | 継続利用の動機付け |
| メールマーケティング | 新商品情報、お得な情報配信 | ブランドを思い出してもらう |
| パーソナライゼーション | 個々の好みに合わせた提案 | 「自分のことをわかってくれている」感覚 |
| 限定オファー | 既存客向けの特別割引 | 優遇されている実感 |
一人ひとりに合わせた対応も大切です。
お客さん一人ひとりの好みや買い物の履歴に基づいて、適切な情報やおすすめを提供することで、「このブランドは自分のことをわかってくれている」という感覚を生み、ブランドへの愛着を深めることができます。
良い口コミや評判が広がる仕組みを作る
口コミは、指名検索を増やす上で非常に強力な要素です。
人は他人のおすすめを信頼して、それに基づいて行動する傾向があります。
良い口コミを生み出すための第一歩は、前述のとおり優れた商品やサービスを提供することです。
しかし、それだけでは十分ではありません。
お客さんが自然に他人におすすめしたくなるような仕組みや、口コミを共有しやすい環境を整えることが大切です。
- レビュー投稿の促進
- 購入後のフォローメールでレビュー依頼
- レビュー投稿者への特典提供
- 簡単に投稿できるシステムの構築
- SNSシェアの促進
- ハッシュタグキャンペーンの展開
- 写真コンテストの開催
- シェアしやすいコンテンツの作成
- 紹介プログラム
- 友達招待で双方に特典
- 紹介者への報酬システム
- 簡単に共有できる紹介リンク
- ユーザー生成コンテンツ(UGC)
- お客さんの投稿を公式アカウントでシェア
- 優れた投稿を表彰
- ハッシュタグで投稿を集約
口コミやレビューを通じてブランドを知った人は、そのブランド名を検索して詳細を確認する行動を取りやすい傾向があります。
特に、信頼する人からのおすすめは、検索行動を強く促す要因となります。
- Googleマイビジネスでの良い評価を増やす
- 各種レビューサイトでの評価を管理
- 悪いレビューには誠実に対応
- 定期的に評判をモニタリング
- ポジティブな口コミに感謝を示す
また、オンライン上の評判管理も重要です。
Googleマイビジネスや各種レビューサイトでの良い評価を増やして、悪いレビューには誠実に対応することで、ブランドイメージを維持・向上させることができます。
良い評判が広まることで、より多くの人があなたのブランド名を検索するようになります。
指名検索がどれくらい増えたか確認する方法
指名検索を増やす取り組みを行った後は、その効果を測定することが大切です。
測定なしには、どの取り組みが効果的だったのか、どこを改善すべきなのかを判断することができません。
幸いなことに、Googleが提供する無料ツールを使用することで、指名検索の状況を詳しく分析することができます。
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsは、指名検索を追跡して、その変化を理解するための必須ツールです。
これらのツールを使いこなすことで、指名検索と一般的な検索の割合を把握して、時間の経過による変化を追跡し、どのような検索キーワードが使用されているかを知ることができます。
このデータに基づいて、マーケティング戦略を調整して、より効果的な施策に力を入れることが可能になります。
指名検索測定の主要ツール比較
| ツール | 主な機能 | 確認できる情報 | 活用シーン |
|---|---|---|---|
| Google Search Console | 検索パフォーマンス分析 | ・検索キーワード ・クリック数 ・表示回数 ・平均掲載順位 | ・指名検索数の追跡 ・キーワード別の分析 ・時系列での変化確認 |
| Google Analytics | ユーザー行動分析 | ・流入元 ・ページビュー数 ・滞在時間 ・コンバージョン率 | ・訪問者の質の評価 ・行動パターンの把握 ・成果の測定 |
Google Search Consoleで指名検索数を見る手順
Google Search Consoleは、あなたのサイトがGoogle検索でどのように表示されているかを詳しく知ることができる無料ツールです。
指名検索を追跡するには、このツールが最も適しています。
- Google Search Consoleにアクセス
- Googleアカウントでログイン
- ウェブサイトを登録(未登録の場合)
- 検索パフォーマンスレポートを開く
- 左メニューから「検索パフォーマンス」を選択
- 過去3か月間のデータが表示される
- 指名検索フィルターを設定
- 「+新規」ボタンをクリック
- 「検索キーワード」を選択
- 「次を含むクエリ」を選択
- あなたの会社名やブランド名を入力
- データを確認
- クリック数
- 表示回数
- クリック率
- 平均掲載順位
ブランド名の表記の違いやスペルミスも考慮することが推奨されています。
- 正式名称:「ABC株式会社」
- 略称:「ABC」「abc」
- 表記揺れ:「ABC会社」「ABCカンパニー」
- スペルミス:「ABD」「ACB」など
- 英語/日本語の違い
指名検索のクリック数と表示回数を記録して、定期的に追跡することで、マーケティング施策の効果を測定できます。
たとえば、SNSキャンペーンを実施した後に指名検索が増えていれば、そのキャンペーンが知名度アップに役立ったことがわかります。
非指名検索の確認方法
逆に、「次を含まないクエリ」フィルターを使えば、ブランド名を含まない検索のデータを見ることもできます。
指名検索と一般的な検索の割合を比べることで、ブランドの知名度の状況を把握できます。
Google Analyticsでブランド名の流入を分析する
Google Analyticsを使うと、より詳しい訪問者の行動を分析することができます。
Google Analytics 4(GA4)での確認手順
- 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」
- 「セッションのデフォルトチャネルグループ」で「Organic Search」を選択
- カスタムセグメントを作成
- 検索キーワードにブランド名を含む条件を設定
ただし、Googleは多くの検索キーワード情報を隠しているため、完全なデータを取得することは難しくなっています。
そのため、Google Search Consoleとの連携が大切です。
- より正確な検索キーワードデータの取得
- クリック数と実際の訪問数の照合
- 包括的な分析が可能
また、Google Analyticsでは、指名検索で訪れた人の行動も分析できます。
- エンゲージメント率: サイト内での行動の活発さ
- ページビュー数: 閲覧されたページの数
- 平均滞在時間: サイトに滞在した時間
- 直帰率: 1ページだけ見て離れた割合
- コンバージョン率: 購入や申し込みにつながった割合
指名検索と一般的な検索の訪問者を分けて分析することで、それぞれの特徴を理解して、最適なコンテンツ戦略を立てることができます。
さらに、時間の経過でデータを見ることで、季節による変動やキャンペーンの影響を把握できます。
たとえば、テレビCMを放映した週に指名検索が急に増えていれば、その広告が効果的だったことがわかります。
どのくらいの数値を目指せばよいか
指名検索の「理想的な数値」は、業種、企業の規模、市場での立ち位置によって大きく異なります。
海外の一部調査では、多くの企業で非指名検索が全体の80〜85%、指名検索が15〜20%程度を占める傾向が報告されています。
ただし、これはあくまで参考値であり、日本市場や業種によって状況は異なります。
企業の成長に伴い、指名検索の割合も変化します。
- 立ち上げ期:ブランド認知度が低いため、指名検索は少ない
- 成長期:徐々に増加していく
- 確立期:指名検索が高い割合を占めるようになる
まずは、今の指名検索と一般的な検索の割合を把握して、それを基準として設定します。
目標数値は自社の現状データ、予算、施策内容に基づいて個別に設定することが重要です。
また、具体的な数字として、指名検索のクリック数や表示回数を追跡することも大切です。
月間の指名検索クリック数が100から150に増えた、といった具体的な成長を記録します。
業界平均との比較も参考になりますが、完全に正確なデータを得ることは難しいため、あくまで参考程度に留めるべきです。
最も重要なのは、自社の推移を継続的に観察することです。
- 継続的な増加傾向=ブランド認知度の向上
- 減少傾向=ブランドイメージの低下や活動不足
- 急激な変化=施策の効果または問題の発生
また、指名検索の数だけでなく、質にも注目しましょう。
- 単純な検索:「ブランド名」
- 具体的な検索:「ブランド名 商品名」(より深い関心)
- 購買意向の高い検索:「ブランド名 購入」「ブランド名 価格」
- 情報収集の検索:「ブランド名 口コミ」「ブランド名 レビュー」
単に「ブランド名」だけの検索よりも、「ブランド名 商品名」「ブランド名 口コミ」「ブランド名 購入」といった具体的な意図を持った検索が増えていることは、より深い関心や購入意欲の表れであり、良いサインです。
重要なのは、他社の数値と比較することではなく、自社の今の状況を基準として、継続的に改善を目指すことです。
よくある質問(FAQ)
- 指名検索が少ないとSEOで不利になりますか
-
指名検索が少ないこと自体が直接的なランキング要因になるわけではありません。
ただし、ブランドの知名度が低いことで、クリック率やユーザー行動などを通じて間接的に影響する可能性があります。
新しく立ち上げたばかりのサイトや小さなビジネスでは指名検索が少ないのは自然なことです。
大切なのは、時間とともに指名検索が増えていく流れを作ることです。
- 立ち上げたばかりのサイトでも指名検索対策は必要ですか
-
はい、むしろ立ち上げ初期から指名検索を意識した活動を始めることが大切です。
ブランドの知名度を築くには時間がかかるため、早くから取り組むことで将来の成果につながります。
初期段階では一般的なキーワードでの上位表示を目指しつつ、コンテンツの質やお客さんの体験を良くして、SNSで発信を行うことで、少しずつ指名検索を増やしていくことができます。
- 指名検索を増やすにはどのくらいの期間がかかりますか
-
ブランドの知名度を高めて指名検索を増やすには、一般的に数か月から1年以上の続けた取り組みが必要です。
施策の規模や予算、競争の状況によって期間は変わります。
大規模な広告キャンペーンを実施すれば短期間で効果が出る場合もありますが、自然な成長を目指す場合は長期的な視点が必要です。
大切なのは、すぐに結果を求めず、続けて質の高いコンテンツを提供して、お客さんの体験を良くし続けることです。
- 指名検索と被リンクはどちらを優先すべきですか
-
両方とも大切であり、どちらか一方を選ぶというものではありません。
被リンク(他のサイトからのリンク)はSEOの基本的な要素として今でも重要ですが、指名検索はブランド全体の健全性を示す指標です。
理想的には、質の高いコンテンツを作ることで自然な被リンクを獲得しながら、同時にブランドの知名度を高めて指名検索を増やすという総合的なアプローチが効果的です。
- 競合他社の指名検索数を調べる方法はありますか
-
他社の正確な指名検索数を知ることは難しいですが、いくつかの方法で推測することは可能です。
Google TrendsやSEMrush、Ahrefsなどのツールを使って、競合のブランド名の検索トレンドや推定検索数を確認できます。
ただし、これらのデータは推定値であり、完全に正確ではありません。
他社の分析よりも、自社の指名検索を着実に増やすことに力を入れることが大切です。
まとめ
指名検索は、ブランドの知名度の高さを示す大切な指標であり、SEOにおいても大きな意味を持ちます。
Googleは指名検索の多いブランドを信頼性の高いものとして評価して、検索順位にも良い影響を与える可能性があります。
- 購入や申し込みにつながる割合が上がる(コンバージョン率2〜3倍以上)
- 広告費を減らせる(自然検索からの安定した流入)
- 他社との違いを出せる(価格競争を避けやすい)
- 役立つコンテンツの継続的な発信
- SNSでの積極的な活動と交流
- オフライン施策との連携
- お客さんの満足度向上
- 良い口コミが広がる仕組み作り
これらは単独ではなく、組み合わせて実施することでより大きな成果につながります。
効果を測定するには、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsを活用します。
定期的にデータを確認して、指名検索の増減を追跡することで、マーケティング施策の効果を評価して、改善点を見つけることができます。
大切なのは、指名検索を増やすことをゴールとするのではなく、それを通じてブランドの価値を高めて、お客さんとの長期的な関係を築くことです。
質の高い商品やサービスを提供して、優れたお客さんの体験を作り続けることが、続く指名検索の増加と、ビジネスの成功につながります。
まずは今の指名検索数を測定して、そこから段階的に改善を進めていきましょう。
続けた取り組みによって、あなたのブランドはより多くの人に知られて、信頼されるようになります。
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