アニメやマンガのような絵をAIで作成したいと考えている方にとって、2026年1月に登場したNiji 7は注目すべき存在となっています。
これは画像生成AIとして世界的に知られるMidjourneyと、ゲーム開発やAI技術を手掛けるSpellbrushが共同で開発した、アニメ風の画像作成に特化したAIモデルです。
Niji 7では、前バージョンから大規模なアップデートが実施され、キャラクターの目や背景の細部まで鮮明に描ける技術的な向上が見られます。
また、利用者が入力する指示文をより正確に理解し、意図した通りの画像を生成できる可能性が高まりました。
- MidjourneyとSpellbrush共同開発のアニメ特化AI
- キャラクターの目や背景まで鮮明に描ける
- 具体的な指示を忠実に再現する精度が向上
- アニメ特有の線画表現がより美しく自然に
- シンプルなロゴやミニマルデザインにも対応
一方で、これまで曖昧な表現でも対応できていた部分が、具体的な指示を求めるようになるという変化もあります。
本記事では、Niji 7の基本的な仕組みから実際の使い方、従来バージョンとの違い、そして利用する際の注意点まで、背景知識のない方にもわかりやすく解説していきます。
アニメ風の画像生成に興味がある方や、AIツールの活用を検討している方にとって、有益な情報となることを目指しています。
- Niji 7の基本的な特徴と開発背景
- 従来バージョンからの技術的な進化
- 実際の使用方法と設定手順
- 指示文作成時のポイント
Niji 7はアニメ・マンガ風の画像を生成できる専門AIツール
Niji 7は、利用者が文章で指示を出すことでアニメやマンガのような画像を自動的に作成してくれるAIツールです。
例えば「桜の木の下に立つ緑色の髪の少女」と文章で入力すると、その内容に沿った絵をAIが描いてくれる仕組みになっています。
この技術は「テキストから画像を生成する」という分野に属しており、近年の深層学習技術の発展により実現が可能になりました。
一般的な画像生成AIは、風景写真のようなリアルな表現から抽象的なアート作品まで、幅広いスタイルに対応しています。
しかし、Niji 7はその中でも特に、アニメやマンガといった日本発祥の視覚表現に焦点を絞っている点が大きな特徴となっています。
可愛らしいキャラクターデザインから躍動感のあるアクションシーン、繊細な背景描写まで、アニメ特有の表現を得意としています。
ここでは、Niji 7がどのような技術基盤の上に成り立っているのか、なぜアニメ表現に優れているのか、そしてどのような方法で利用できるのかについて説明していきます。
これらの基礎知識を理解することで、実際に使用する際の判断材料となるでしょう。
Niji 7という名称は、日本語の「虹」を意味する言葉から来ており、多様なアニメスタイルを表現できることを示していると言われてます。
Midjourneyの画像生成技術をアニメに特化させたモデル
Niji 7の基盤となっているのは、Midjourneyという画像生成AIの技術です。
Midjourneyは2022年頃から注目を集めている画像生成サービスで、利用者が入力した文章をもとに高品質な画像を作成できることで知られています。
例えば「夕暮れの海辺」と入力すれば、美しい夕焼けと波打ち際を描いた画像が生成されるといった具合です。
画像生成AIには複数の技術的なアプローチが存在しますが、現在主流となっているものの一つに「拡散モデル」と呼ばれる仕組みがあります。
これは少し複雑に聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、最初は全くのランダムな点の集まり(テレビの砂嵐のようなもの)から始めて、徐々に意味のある画像へと形を整えていく方法です。
この仕組みの利点は、毎回異なる画像を生成できる点にあります。
同じ指示を出しても、少しずつ違った表情やポーズの画像が得られるため、創作の幅が広がります。
Midjourneyもこうした先進的な画像生成技術を基盤としており、その技術を土台としながら、アニメやマンガに適した調整を加えたものがNijiシリーズとなっています。
通常のMidjourneyが写実的な表現から抽象的なアートまで幅広く対応するのに対し、Nijiシリーズはアニメ特有の線の使い方、色彩表現、キャラクターデザインの文法に最適化されています。
- 大きな目の表現技術
- アニメ特有の髪の毛の流れ方
- 独自の影の付け方
- 線の強弱による立体表現
- 東洋のアニメ文化に基づいた色彩設計
具体的には、アニメでよく見られる大きな目の表現、髪の毛の流れ方、影の付け方といった要素を、より自然に美しく描けるように調整されています。
この専門性により、アニメ風の画像を生成したい場合には、一般的なMidjourneyよりも適切な結果が得られる可能性があります。
Spellbrushとの共同開発で日本のアニメ文化に対応
Niji 7の開発には、Spellbrushというゲーム開発とAI技術を専門とする企業が深く関わっています。
SpellbrushはMidjourneyと協力関係を築き、アニメやマンガといった東洋の視覚文化に特化したAIモデルの開発を担当しています。
この協力体制は、単に技術を提供するだけでなく、文化的な理解を深めることも目的としているとされています。
この共同開発の背景には、アニメやマンガが持つ独特の視覚言語を正確に理解し再現するためには、技術的な専門知識だけでなく、文化的な理解も必要だという認識があります。
例えば、アニメにおける目の描き方一つとっても、感情によって形や大きさが変化し、光の反射の位置で表情が大きく変わるといった、独自のルールが存在します。
また、髪の表現方法、背景の省略と強調のバランス、色使いの特徴など、長年の歴史の中で培われてきた様式美があります。
Spellbrushの参画により、こうした文化的な要素がAIモデルの学習過程に組み込まれていると考えられます。
単に大量のアニメ画像を学習させるだけでなく、どのような要素が「アニメらしさ」を構成しているのかを理解した上で、モデルの調整が行われている可能性があります。
両社の協力により実現したniji・journeyプロジェクトは、単なる技術開発にとどまらず、異なる文化圏の視覚表現をAIで扱う際の一つのモデルケースとなっている可能性があります。
この取り組みは、グローバルなAI技術と特定の文化的表現を融合させる試みとして注目に値します。
今後、他の文化圏の芸術表現に特化したAIモデルが登場する際の参考例となるかもしれません。
Web版とDiscord版の2つの利用方法
Niji 7を使用する方法は主に2つあります。
一つはDiscordというコミュニケーションアプリを通じた利用、もう一つはWebブラウザから直接アクセスできるWeb版の利用です。
どちらも基本的な機能は同じですが、使い勝手や雰囲気が異なるため、自分に合った方法を選ぶことができます。
2つの利用方法の比較
| 項目 | Discord版 | Web版 |
|---|---|---|
| アクセス方法 | Discordアプリ経由 | ブラウザから直接 |
| 操作方法 | コマンド入力 | 視覚的なインターフェース |
| 初心者の使いやすさ | やや難しい | 比較的簡単 |
| コミュニティ機能 | 他の利用者と交流可能 | 個人作業に集中できる |
| 必要なもの | Discordアカウント | ブラウザのみ |
Discord版は、Midjourneyの初期から提供されている方法で、Discordアプリ内で特定の文字コマンドを入力することで画像を生成します。
Discordはもともとゲーマー向けのチャットアプリとして始まりましたが、現在では様々なコミュニティで使われています。
この方法の利点は、他の利用者が生成した画像を見ることができたり、コミュニティ内で質問や情報交換ができたりする点です。
一方、Discordに慣れていない方にとっては、初めてのアプリ操作が必要になるという側面もあります。
Web版は、GoogleやYahooといった普通のウェブサイトと同様に、ブラウザからアクセスでき、視覚的にわかりやすい画面構成が提供されています。
画像生成の指示を入力する欄や、生成された画像を確認する画面などが整理されており、初めての方でも比較的使いやすい設計となっている可能性があります。
マウスでクリックしながら直感的に操作できる点が魅力です。
Web版とDiscord版は基本的に有料プランの契約が必要ですが、スマートフォンアプリ版(iOS/Android)等で無料体験(トライアル)が提供されています。
これにより、「自分の目的に合っているか」「使いこなせそうか」といった点を、実際に試しながら判断できます。
ただし、無料利用には生成できる画像の枚数や利用可能な機能に制限がある場合がありますので、本格的な使用を検討する際は有料プランの詳細を確認することが推奨されます。
料金体系やプランの内容は変更される可能性もあるため、公式サイトで最新情報を確認することが大切です。
Niji 7で可能になった4つの大きな改善
Niji 7では、前バージョンであるNiji 6から技術的な進化が盛り込まれています。
この開発期間は、AI技術の世界では比較的長い期間と言え、それだけ根本的な改良が加えられたことを示しています。
公式ブログによると、開発チームは特に「コヒーレンシー(一貫性・整合性)」の向上に力を入れたとされており、これにより画像全体の品質が大きく向上した可能性があります。
- キャラクターの目や細かい背景まで鮮明に描けるようになった
- 具体的な指示を出すと忠実に再現してくれる精度が向上
- アニメ特有の線画表現がより美しく自然になった
- シンプルなロゴやミニマルなデザインも綺麗に作成できる
具体的な改善点は、キャラクターの細部表現の鮮明化、指示の理解精度の向上、アニメ特有の線画表現の美しさの向上、そしてシンプルなデザインへの対応という4つの領域に分けられます。
これらは単に「画像が綺麗になった」というだけでなく、実用性の面でも大きな意味を持っています。
例えば、プロのイラストレーターが参考資料として使う場合や、趣味でキャラクターデザインを楽しむ場合など、様々な用途で活用しやすくなったと考えられます。
ここでは、それぞれの改善点について、具体的にどのような変化があったのか、それが実際の使用にどう影響するのかを詳しく説明していきます。
ただし、技術的な進化には常にトレードオフ(一方が良くなれば他方に影響が出る関係)が存在します。
精度が上がることで曖昧な指示への対応が難しくなるといった変化もあり、利用者側も新しいモデルの特性を理解した上で使いこなす必要があります。
これらの点も含めて、バランスの取れた理解を目指していきましょう。
キャラクターの目や細かい背景まで鮮明に描けるようになった
Niji 7における最も顕著な改善点として、開発チームが「コヒーレンシーの向上」と表現している要素があります。
これは専門的な言葉ですが、簡単に言えば、画像の各部分が互いに矛盾なく調和し、細部まで明瞭に描かれるようになったことを意味します。
以前のバージョンでは、全体的には良い画像でも、よく見ると一部がぼやけていたり、形が不自然だったりすることがありました。
- キャラクターの目に映り込む光の反射
- 瞳の中の細かなディテール
- 桜の花びら一枚一枚の描き分け
- 遠景の建物の窓などの小さな要素
- 背景の草原における個々の草
特にアニメキャラクターの目の描写において、この改善が顕著に現れています。
公式の説明によれば、目に映り込む光の反射や瞳の中の細かなディテールまで、以前よりはるかに鮮明に表現できるようになったとされています。
アニメやマンガにおいて、キャラクターの目は感情表現の中心となる重要な要素です。
喜び、悲しみ、驚きといった感情は、主に目の形や輝きで表現されるため、この部分の描写品質向上は作品全体の印象に大きく影響する可能性があります。
また、背景の細部についても改善が見られます。
例えば、桜の花びらが風に舞っている場面では、一枚一枚の花びらが明確に描き分けられるようになりました。
遠くに見える建物の窓や、草原の個々の草といった小さな要素まで、以前よりも明確に表現されるようになっています。
これにより、キャラクターと背景が調和した、より完成度の高い画像を生成できる可能性が高まっています。
ただし、この種の技術的な向上は、生成にかかる時間やコンピューター資源の消費量といった側面にも影響を与える可能性があります。
より高品質な画像を得られる一方で、処理時間が長くなるケースも考えられます。
また、細部まで鮮明に描かれることで、逆に気になる部分も目立ちやすくなるという側面もあるかもしれません。
具体的な指示を出すと忠実に再現してくれる精度が向上
Niji 7では、利用者が入力する指示文(プロンプト)の理解精度が向上したことも重要な改善点となっています。
プロンプトとは、AIに対して「こんな画像を作ってください」と伝える文章のことで、この理解力が高まったということは、より自分の意図通りの画像を得られる可能性が高くなったことを意味します。
公式の説明では、「非常に具体的で、非常に合理的な要求」により良く応えられるようになったと表現されています。
- 「赤い立方体が左側、青い立方体が右側」→ 正確な位置関係を再現
- 「4本の腕を持ち、それぞれの手がアイスクリームを持っている緑色の髪の少女」→ 複雑な設定も正確に
- 特定の構図やキャラクター要素の細かい指定が可能に
例として公式が示しているのは、「赤い立方体が左側、青い立方体が右側にある」といった具体的な配置の指示です。
以前のバージョンでは、このような細かい位置関係を指定しても、うまく再現されないことがありました。
また、「4本の腕を持ち、それぞれの手がアイスクリームを持っている緑色の髪の少女」といった複雑なキャラクター設定も、より正確に再現される可能性が高くなりました。
この改善により、特定のキャラクターデザインを繰り返し生成したい場合や、細かな要素を指定したい創作活動において、より実用的に使える可能性があります。
例えば、デザイナーやイラストレーターが参考資料を作成する際、「右手に剣、左手に盾を持ち、赤いマントを着た騎士」といった具体的な構図を指定すれば、その通りの画像が得られやすくなります。
これは、アイデアを視覚化する作業を大幅に効率化できる可能性を示しています。
一方で、この精度向上には注意すべき点もあります。
モデルがより「文字通り」の解釈をするようになったため、曖昧な表現や比喩的な言い回しが意図しない結果を生む可能性があります。
このバージョンはより文字どおりに表現されるため、大まかで「雰囲気のある」プロンプトは以前と同じように動作しない可能性があります。
引用:Midjourney Documentation Version
公式の例では、英語で「remote spring(人里離れた泉)」という指示に対して、「春の季節のリモコン」という画像が生成されたケースが紹介されています。
これは、remoteを「リモコン」と解釈し、springを「春」と解釈した結果です。
このように、言葉の多義性に対する解釈が変化している点には留意が必要です。
アニメ特有の線画表現がより美しく自然になった
アニメやマンガにおいて、線の使い方は作品の印象を大きく左右する要素です。
同じキャラクターでも、線の太さや強弱、流れ方によって、可愛らしく見えたり力強く見えたりします。
Niji 7では、この線画表現(ラインワーク)の品質向上にも力が入れられています。
- 物体の輪郭を示す
- 形状や質感を表現する
- 光の当たり方を伝える
- 髪の流れや柔らかさを表現
- 服のしわから布の素材感や体の動きを示す
公式ブログでは、アニメにおける線の重要性について詳しく説明されています。
アニメの線は単に物体の輪郭を示すだけでなく、形状や質感、光の当たり方といった情報を伝える役割を持っています。
例えば、髪の毛を描く線は、その流れや柔らかさを表現し、服のしわを描く線は、布の素材感や体の動きを伝えます。
また、歴史的には、限られた時間で大量の絵を描くために簡略化の手段として発展してきましたが、現代では高度に洗練された視覚言語として独自の美学を確立しています。
Niji 7では、この複雑な線の表現をより自然に再現できるよう調整が加えられました。
特に「anime screenshot(アニメのスクリーンショット)」というキーワードを指示文に含めることで、実際のアニメ作品から切り取ったような美しい線画表現が得られるとされています。
線の太さが適切に変化し、強弱がつけられ、全体として調和のとれた仕上がりになる可能性が高まりました。
この改善により、プロフェッショナルな用途でも使用できる可能性が広がりました。
例えば、アニメ制作の現場で使われる絵コンテ(場面の構図を示す下絵)や、キャラクター設定資料の作成、あるいは商業作品の参考資料として活用できる品質に近づいている可能性があります。
ただし、実際の商業利用については、著作権や利用規約の確認が不可欠です。
AIが生成した画像の権利関係は、法的にまだ整理されていない部分もあるため、慎重な対応が求められます。
シンプルなロゴやミニマルなデザインも綺麗に作成できる
従来のAI画像生成では、複雑で情報量の多い画像の方が成功率が高いという傾向がありました。
これは少し意外に思えるかもしれませんが、技術的な理由があります。
AIが確率的に要素を配置する仕組み上、多くの要素があれば一部に失敗があっても全体としては許容できる結果になりやすいのです。
AI画像生成におけるシンプルさの難しさ
| 画像の複雑さ | 要素数 | 失敗の影響 |
|---|---|---|
| 複雑な画像 | 1000要素 | 1つ失敗しても残り999で補える |
| シンプルな画像 | 4要素 | 1つ失敗すると全体の25%が不良 |
しかし、シンプルなデザインでは要素が少ないため、一つの失敗が目立ってしまいます。
公式の説明では、「4つの要素しかない絵で1つが失敗すれば悪い絵になるが、1000の要素がある絵なら1つ失敗しても残りの999は良いまま」という例えで、この難しさが説明されています。
例えば、シンプルなロゴマークで円が少し歪んでいたり、線が途切れていたりすると、すぐに気づいてしまいます。
一方、複雑な風景画であれば、一部の木の形が不自然でも全体の中で目立たないことがあります。
Niji 7では、この困難な課題に挑戦し、シンプルな構成でも高品質な画像を生成できるよう意識的にチューニングが行われました。
特に「minimalist graphic logo(ミニマリストのグラフィックロゴ)」といった指示で、余白を活かしたシンプルなデザインを生成できるようになったとされています。
余白が多いデザインは、何もない部分が広いため、そこに不要な要素が入り込むと台無しになってしまいますが、Niji 7ではこうした余白をきれいに保つ能力が向上しています。
- ロゴマーク
- アプリアイコン
- ミニマルなイラストレーション
- 企業マスコットキャラクター
- グラフィックデザイン要素
この改善により、ロゴデザインやアイコン制作、ミニマルなイラストレーションといった用途でも活用できる可能性が広がりました。
企業のマスコットキャラクターの初期案を作る際や、アプリのアイコンデザインのアイデア出しなど、様々な場面で役立つ可能性があります。
ただし、シンプルなデザインほど既存の作品との類似が問題になりやすい側面もあるため、商業利用の際には特に慎重な確認が求められます。
また、開発チームはデフォルトのスタイルをより平面的で線と余白を強調したものに調整しており、これにより改善された線画表現とシンプルさの両立を目指しています。
この「より平面的で野心的な描画」という新しい美学が、Niji 7独自の特徴となっています。
従来の立体的で陰影の多い表現から、よりフラットで洗練された表現へとシフトしたと言えるでしょう。
Niji 7を実際に使う手順と画像生成の方法
Niji 7を実際に使用する際の手順は、選択する利用方法によって異なります。
Discordというチャットアプリを使う方法と、普通のウェブサイトのようにブラウザからアクセスする方法の2種類があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、Discord版とWeb版それぞれの基本的な使い方を、初めての方でも理解できるよう順を追って説明していきます。
また、どちらの方法を選んでも共通して重要となる、効果的な指示文の作成方法についても解説します。
指示文の書き方次第で、生成される画像の質が大きく変わるため、この部分は特に重要です。
初めて利用する方にとっては、まずアカウントの作成や初期設定が必要となります。
これらの手順は一度行えば、以降はスムーズに利用できるようになります。
また、生成される画像の品質は、入力する指示文の内容に大きく依存するため、どのような言葉を選び、どのように組み合わせるかという点も重要になってきます。
最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、何度か試すうちにコツがつかめてくるでしょう。
なお、サービスの詳細な利用規約や料金体系については、公式サイトで最新の情報を確認することが推奨されます。
AI技術の分野では頻繁にアップデートや変更が行われるため、常に最新の情報を参照する姿勢が大切です。
Discordで使う場合の登録方法とコマンド入力
Discord版を利用する場合、まずDiscordアプリのダウンロードとアカウント作成が必要です。
Discordは無料で利用できるコミュニケーションツールで、パソコンでもスマートフォンでも使用可能です。
まだDiscordを使ったことがない方は、Discord公式サイトからアプリをダウンロードし、メールアドレスなどを使ってアカウントを作成します。
この手順は、他の多くのサービスと同様、数分程度で完了します。
- Discordアプリをダウンロード
- アカウントを作成(メールアドレス登録)
- niji・journey公式サーバーに参加
- 画像生成専用チャンネルへ移動
- コマンドを入力して画像生成
Discordのアカウントを作成した後、niji・journeyまたはMidjourneyの公式サーバーに参加する必要があります。
サーバーとは、Discordにおけるコミュニティの場のようなもので、同じ興味を持つ人々が集まる空間です。
公式サーバーへの参加リンクは、nijijourney.comなどの公式ウェブサイトから見つけることができます。
リンクをクリックすると、サーバーに招待され、参加することができます。
サーバーに参加すると、画像生成専用のチャンネル(部屋のようなもの)が用意されており、そこで他の利用者と共に画像を生成できる環境が整っています。
チャンネルには、初心者向けのものや、特定の用途向けのものなど、いくつかの種類がある場合があります。
- /imagine [作りたい画像の説明] –niji 7
- /imagine 桜の木の下に立つ緑色の髪の少女 –niji 7
- /imagine 青い目の猫、月夜の屋根の上 –niji 7
画像を生成するには、チャット欄に「/imagine」というコマンド(命令文)を入力し、その後に自分が作りたい画像の説明を続けます。
Niji 7を使用する場合は、説明の最後に「–niji 7」というパラメーター(設定値)を追加します。
例えば「/imagine 桜の木の下に立つ緑色の髪の少女 –niji 7」といった形式になります。
文字を入力してEnterキーを押すと、コマンドが送信されます。
コマンドを送信すると、AIが画像の生成を開始し、数個のバリエーションが生成されます(生成時間はサーバー状況によります)。
気に入った画像があれば、その画像を高解像度化したり、さらにバリエーションを作成したりすることも可能です。
これらのボタンは、生成された画像の下に表示されます。
Web版で使う場合の画面操作と設定手順
Web版は、GoogleやAmazonといった通常のウェブサイトと同様に、ブラウザ(ChromeやSafariなど)からアクセスできるため、Discordに慣れていない方にとってはこちらの方が使いやすい可能性があります。
公式サイト(nijijourney.comやmidjourney.com)にアクセスし、アカウントを作成することで利用を開始できます。
アカウント作成には、メールアドレスやGoogleアカウントなどを使用します。
- 公式サイトにアクセス
- アカウントを作成(メールまたはGoogleアカウント)
- バージョン設定で「Niji 7」を選択
- プロンプト入力欄に指示文を入力
- 生成ボタンをクリック
Web版の画面には、画像生成用の入力欄が用意されており、そこに作りたい画像の説明を入力します。
入力欄は画面の目立つ場所にあり、通常は「Imagine」や「プロンプトを入力」といったラベルが付いています。
バージョンの選択は、設定メニューやドロップダウンメニューから「Niji 7」を選ぶことで設定できます。
この設定により、以降の画像生成がすべてNiji 7で行われるようになります。
- 視覚的にわかりやすい履歴管理
- コマンド不要の直感的な操作
- 機能差と更新情報の確認
Web版の利点は、視覚的にわかりやすいインターフェース(画面構成)が提供されている点です。
生成された画像の履歴を確認したり、過去に生成した画像を再度参照したりすることが、Discord版よりも直感的に行える可能性があります。
画像はギャラリーのように表示され、クリックすると拡大表示されるなど、使いやすい工夫がされています。
また、参照画像の設定なども、グラフィカルなインターフェースで直感的に操作できます。
マウス操作が中心となるため、コマンドを覚える必要がなく、視覚的に操作できる点が魅力です。
ただし、Web版とDiscord版では利用できる機能に若干の違いがある場合もあります。
最新の機能がどちらで利用可能かは、公式のドキュメント(説明書)で確認することが推奨されます。
また、Web版は比較的新しいサービスであるため、今後も機能が追加されたり、インターフェースが改善されたりする可能性があります。
AIに指示を出す文章の書き方と効果的な伝え方
画像生成AIを効果的に使用するためには、指示文(プロンプト)の書き方が非常に重要になります。
プロンプトとは、AIに対して「こんな画像を作ってください」と伝える文章のことです。
Niji 7の場合、具体的で明確な指示が以前よりも重要になっています。
- 主題(キャラクター、物体、風景など)
- 特徴(色、形、サイズ、表情など)
- 状況・背景(場所、行動)
- スタイル・ムード(雰囲気、画風)
プロンプト作成の良い例と悪い例
| 悪い例(曖昧) | 良い例(具体的) |
|---|---|
| 神秘的な雰囲気の森 | 薄い霧がかかった森、木漏れ日が差し込む、淡い青と緑の色調、静かで穏やかな雰囲気 |
| 可愛い女の子 | 短い緑色の髪をお団子にまとめた青い目の少女、学校の制服を着て駅のホームに立っている |
| かっこいい騎士 | 右手に剣、左手に盾を持ち、赤いマントを着た銀色の鎧の騎士、夕暮れの城壁の前 |
基本的な指示文の構成としては、まず主題となる要素(キャラクター、物体、風景など)を明記します。
次に、その特徴(色、形、サイズ、表情など)を具体的に説明します。
さらに、状況や背景(どこで、何をしているか)を加え、最後に希望するスタイルやムードを指定します。
例えば「短い緑色の髪をお団子にまとめた青い目の少女、学校の制服を着て駅のホームに立っている、アニメのスクリーンショット風」といった形です。
Niji 7では、曖昧な雰囲気重視の指示よりも、具体的な要素を列挙する方が望ましい結果が得られる可能性が高いとされています。
公式の説明でも、「雰囲気重視のプロンプトは以前ほどうまく機能しない可能性がある」と述べられています。
例えば、「神秘的な雰囲気の森」という曖昧な指示よりも、「薄い霧がかかった森、木漏れ日が差し込む、淡い青と緑の色調、静かで穏やかな雰囲気」といった具体的な描写の方が効果的です。
- anime screenshot(アニメのスクリーンショット風)
- minimalist graphic logo(ミニマルなグラフィックロゴ)
- chibi style(ちびキャラ風)
- manga panel(マンガのコマ風)
- character design sheet(キャラクター設定資料風)
また、特定のスタイルを指定する際には、「anime screenshot(アニメのスクリーンショット)」や「minimalist graphic logo(ミニマルなグラフィックロゴ)」といったキーワードが有効です。
これらは、Niji 7が特に最適化されている表現スタイルを指定するものとなっています。
こうしたキーワードを指示文の最後に加えることで、より意図したスタイルに近い画像が得られる可能性が高まります。
指示文の作成には試行錯誤が必要な場合が多く、最初は思い通りの結果が得られないこともあります。
その場合は、指示を少しずつ調整しながら、どのような表現が効果的かを学んでいく過程が重要になります。
例えば、髪の色を変えてみたり、背景の描写を詳しくしてみたり、スタイルのキーワードを変えてみたりといった実験を重ねることで、効果的なプロンプトの書き方が身についてきます。
公式からは今後、Niji 7に特化したプロンプト作成のガイドが公開される予定とされており、そうした資料も参考になる可能性があります。
以前のバージョンとNiji 7は何が変わったのか
Nijiシリーズは、初代モデルから数えて複数のバージョンアップを経てきました。
Niji 7の前には、Niji 6、Niji 5といったバージョンが存在しており、それぞれの段階で技術的な改善が加えられてきました。
バージョンが上がるごとに、画像の品質や機能が向上してきた歴史があります。
Niji 7への更新は、前バージョンであるNiji 6から比較的長い開発期間を経て実現されました。
AI技術の世界では数ヶ月単位で新しいバージョンが登場することも珍しくありません。
期間の長さは、単なる小規模な改良ではなく、モデルの根本的な見直しや大幅な性能向上が行われたことを示している可能性があります。
ここでは、Niji 6とNiji 7の間でどのような変更が行われたのか、また利用できる機能にどのような違いがあるのかを詳しく説明していきます。
バージョン間の違いを理解することは、自分の目的に最も適したツールを選択する上で重要です。
また、過去のバージョンで作成した画像を新しいバージョンで再現しようとする際にも、変更点を把握しておくことが役立ちます。
すでにNiji 6を使用している方にとっては、アップグレードすべきかどうかの判断材料となるでしょう。
新しく始める方にとっても、なぜ最新版が推奨されるのか、あるいはどのような場合に旧バージョンを選ぶべきかを理解する助けとなります。
Niji 6からの主な変更点と改善された機能
Niji 6からNiji 7への主要な変更点として、まず挙げられるのは画像の一貫性と品質の大幅な向上です。
一貫性とは、画像の各部分が互いに調和し、矛盾がない状態を指します。
特に細部の描写において、Niji 6では不明瞭だった部分がNiji 7では明確に表現されるようになりました。
例えば、キャラクターの目の中の光の反射や、背景の小さな花びら一つ一つといった細かい部分まで、はっきりと描かれるようになっています。
Niji 6からNiji 7への主な変更点
| 項目 | Niji 6 | Niji 7 |
|---|---|---|
| 細部の鮮明さ | やや不明瞭な部分あり | 目や背景まで鮮明 |
| プロンプト解釈 | 雰囲気重視でも対応 | 具体的な指示により忠実 |
| 線画表現 | 標準的な品質 | アニメ特有の美しさ向上 |
| デフォルトスタイル | 立体的で陰影多め | 平面的で線と余白強調 |
| シンプルデザイン | やや苦手 | ミニマルデザインにも対応 |
プロンプト(指示文)の解釈方法にも変化があります。
Niji 7はより文字通りの解釈を行うようになっており、具体的な指示に対してより忠実な結果を返すようになりました。
例えば、「右手に剣、左手に盾」という指示を出した場合、Niji 6では逆になってしまうこともありましたが、Niji 7ではより正確に再現される可能性が高くなっています。
これは一面では改善ですが、抽象的な表現や雰囲気重視の指示には対応しにくくなったという側面もあります。
線画表現についても、Niji 7では意識的な改善が加えられています。
アニメ特有の線の美しさや、線によって形状や質感を表現する技術が向上しており、よりプロフェッショナルな仕上がりが期待できるようになりました。
線の太さの変化や、強弱のつけ方などが自然になり、手描きのアニメ作品に近い質感が得られるようになっています。
また、デフォルトのスタイル(何も指定しない場合の標準的な見た目)がより平面的で線と余白を強調したものに変更されています。
これにより、Niji 6とNiji 7では、同じ指示文を使っても異なる印象の画像が生成される可能性があります。
Niji 6はより立体的で陰影が多い表現が特徴でしたが、Niji 7はフラットで洗練された印象を与える画像が生成されやすくなっています。
機能面では、ほとんどの既存機能が後方互換性を持つ形で実装されています。
後方互換性とは、以前のバージョンで使えていた機能が新しいバージョンでも使えるということです。
ただし、一部には例外もあります。
特に注目すべき変更点については、次の項目で詳しく説明します。
スタイルリファレンス機能の制限事項
スタイルリファレンス(sref)は、参照画像のスタイルを真似て新しい画像を生成する機能です。
簡単に言えば、「この絵のような雰囲気で、別の内容を描いてください」とAIにお願いできる機能です。
この機能はNiji 7でも引き続き利用可能となっており、公式は「特に気に入っている機能」として推奨しています。
Niji 7で利用できる機能と制限
| 機能名 | Niji 7での対応状況 | 備考 |
|---|---|---|
| スタイルリファレンス(sref) | ○ 利用可能 | 公式推奨機能 |
| キャラクターリファレンス(cref) | × 当面非対応 | 新機能を開発中 |
スタイルリファレンスを使用することで、特定のアート作品や既存のイラストの雰囲気を保ちながら、異なる内容の画像を生成することができます。
例えば、ある画像の色使いや線の太さ、全体的な雰囲気を維持しつつ、別のキャラクターやシーンを描くといった使い方が可能です。
お気に入りのイラストレーターの作風で、自分のオリジナルキャラクターを描いてもらうようなイメージです。
一方で、キャラクターリファレンス(cref)については、Niji 7での対応状況が限定的である可能性があります。
キャラクターリファレンスとは、特定のキャラクターの外見を参照して、異なるポーズやシーンでそのキャラクターを生成する機能です。
公式によれば、crefに代わる「非常に特別な秘密のサプライズ」が開発中とのことですが、詳細は公開されていません。
この変更により、特定のキャラクターを一貫して生成したいという用途では、現時点では制限が生じる可能性があります。
これらの機能の詳細や最新の対応状況については、公式ドキュメント(説明書)を参照することが推奨されます。
AI技術の分野では頻繁にアップデートが行われるため、情報が変更される可能性があります。
特にスタイルリファレンスのような高度な機能については、使用方法や制限事項が細かく定められている場合があるため、公式の情報を確認することが大切です。
利用目的に応じたバージョンの選び方
Nijiシリーズでは、Niji 7が最新バージョンですが、必ずしもすべての用途で最新版が最適とは限りません。
目的や好みに応じて、使用するバージョンを選択することも可能です。
ここでは、どのような場合にNiji 7が適しているか、また旧バージョンを選んだ方が良い場合があるかについて説明します。
バージョン選択の判断基準
| 利用目的 | 推奨バージョン | 理由 |
|---|---|---|
| 高品質な印刷物作成 | Niji 7 | 細部まで鮮明 |
| 具体的な構図指定 | Niji 7 | プロンプト理解精度が高い |
| 雰囲気重視の創作 | Niji 6 | 抽象的な指示にも対応 |
| 既存ワークフローの維持 | Niji 6 | プロンプトの互換性 |
| キャラクター一貫性重視 | Niji 6 | cref機能が利用可能 |
Niji 7は、具体的で詳細な指示に基づいて高品質な画像を生成したい場合に適しています。
特に、細部まで鮮明な画像や、複雑な要素を正確に配置した構図が必要な場合には、Niji 7の改善された性能が活きる可能性があります。
例えば、プロフェッショナルな用途や、印刷物として使用することを想定した高品質な出力が必要な場合、あるいは特定の構図やキャラクターデザインを正確に指定したい場合には、最新版の利用が推奨されます。
- プロフェッショナルな用途での使用
- 印刷物として使用予定の高品質画像
- 複雑な構図や細かい要素の正確な指定
- シンプルなロゴやミニマルデザインの作成
- 最新技術を試したい場合
- 雰囲気重視の抽象的な指示で創作
- 既存のプロンプトライブラリの活用
- キャラクターの一貫性を保つ必要がある場合
- 処理速度を重視する場合
- すでに満足のいく結果が得られている場合
一方、雰囲気重視の抽象的な指示で創作的な画像を生成したい場合や、すでにNiji 6で満足のいく結果を得られているワークフロー(作業の流れ)がある場合には、必ずしもNiji 7に移行する必要はないかもしれません。
特に、既存のプロンプトライブラリ(これまで使ってきた効果的な指示文のコレクション)を活用している場合、Niji 7では同じプロンプトが異なる結果を生む可能性があるため、慎重な検討が必要です。
また、処理速度や利用コストといった実務的な要素も考慮に入れる価値があります。
より高度なモデルは、一般的により多くの計算資源を必要とする傾向があり、これが処理時間やコストに影響する可能性があります。
急いで大量の画像を生成したい場合や、予算が限られている場合には、これらの要素も判断材料となります。
最終的には、実際に複数のバージョンを試してみて、自分の目的に最も合うものを選択することが最良の方法となるでしょう。
多くのプラットフォームでは、異なるバージョンを簡単に切り替えて試すことができる仕組みが提供されています。
例えば、Discord版では「–niji 6」や「–niji 7」といったパラメーターを変更するだけで、異なるバージョンを試すことができます。
数枚の画像を生成して比較することで、自分の用途に最も合うバージョンを見つけることができるでしょう。
Niji 7を活用する際の注意点と今後の展開
Niji 7の導入により多くの改善がもたらされましたが、新しいシステムには常に適応期間が必要です。
特に、これまでNiji 6や他のバージョンの使い方に慣れている利用者にとっては、変更点を理解し、新しい特性に合わせた使い方を学ぶ過程が求められます。
また、AI画像生成という技術分野は急速に発展を続けており、Niji 7自体も今後さらなる機能追加やアップデートが期待されています。
こうした将来的な展開を見据えながら、現在のツールを活用することが重要になってきます。
- プロンプトは具体的で明確に記述する必要がある
- 曖昧な雰囲気重視の指示は機能しにくい
- キャラクターリファレンス機能は当面利用不可
- 言葉の多義性に注意が必要
- 新機能のリリース予定を把握しておく
ここでは、Niji 7を使用する上で特に注意すべき点と、今後予定されている機能について詳しく説明していきます。
これらの情報は、より効果的にツールを活用し、将来的な変化にも対応できるようにするために役立つ可能性があります。
最新版を使いこなすためのヒントとして、また今後の発展を理解するための参考として、ぜひお読みください。
プロンプトの記述方法が従来と異なる点
Niji 7では、プロンプト(指示文)の解釈方法が以前のバージョンから変化しており、この点が最も大きな注意事項となっています。
公式の説明では、「新しいモデルはあなたが欲しいものをより正確に提供するため、雰囲気重視のプロンプトは以前ほどうまく機能しない可能性がある」と明言されています。
Niji 7でのプロンプト記述の変化
| 以前(Niji 6) | 現在(Niji 7) |
|---|---|
| 抽象的な形容詞でも対応 | 具体的な描写が必要 |
| 雰囲気重視の指示が有効 | 明確な要素の列挙が重要 |
| AIが自由に解釈 | 文字通りの解釈 |
| 曖昧な表現でも魅力的な結果 | 誤解を避ける明確な表現 |
これは、従来は「夢のような」「神秘的な」「活気のある」といった抽象的な形容詞を使うことで、AIが自由に解釈して魅力的な画像を生成してくれたのに対し、Niji 7ではより具体的な指示を求められるようになったことを意味します。
例えば、「夢のような森」という指示よりも、「柔らかい光が差し込む、淡い色彩の森、霧がかかった背景、パステルカラーの花が咲いている」といった具体的な描写の方が、望ましい結果につながる可能性が高くなっています。
- 抽象的な形容詞ではなく、具体的な視覚的要素を記述
- 色、形、サイズ、位置関係を明確に指定
- 曖昧な表現や比喩的な言い回しを避ける
- 多義的な言葉の使用に注意
- 日本語でも明確で誤解のない表現を心がける
また、言葉の多義性に対する解釈も変化しています。
先述の「remote spring」の例のように、英語の場合は特に、複数の意味を持つ言葉や熟語が意図しない解釈をされる可能性があります。
日本語で指示を出す場合も、できるだけ明確で誤解の余地のない表現を心がけることが推奨されます。
例えば、「春の遠い泉」ではなく「人里離れた場所にある泉、春の季節」といった明確な表現を使うことで、誤解を避けられる可能性が高まります。
この変化に対応するため、公式からは近い将来、Niji 7専用のプロンプト作成チュートリアル(学習教材)が公開される予定とされています。
このチュートリアルでは、新しいモデルの特性を最大限に活かすための具体的なテクニックが紹介される見込みです。
どのような言葉を選ぶか、どのような順序で要素を並べるか、どのようなキーワードが効果的かといった、実践的な情報が得られるでしょう。
プロンプトの記述方法を学ぶには、実際に試行錯誤を重ねることも重要です。
同じ内容を異なる表現で指示してみて、どの言い回しが最も効果的かを探る過程が、ツールの理解を深めることにつながります。
最初は思い通りの結果が得られなくても、何度か試すうちにコツがつかめてくるはずです。
パーソナライゼーション機能の現状
Niji 7モデルはすでにリリースされていますが、Niji 6で好評を博した「パーソナライゼーション」や「ムードボード」などの一部機能については、Niji 7への完全対応に向けて現在準備中となっています。
これらは、利用者個人の好みを学習し、より個性的で一貫性のある画像生成を可能にする仕組みです。
今後実装予定の機能
| 機能名 | 概要 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| パーソナライゼーション | 個人の好みを学習 | 自動的に好みの色使いや構図を反映 |
| ムードボード | 複数の参照画像を組み合わせ | より複雑で繊細なスタイル指定 |
| 新キャラクターリファレンス | crefの改良版(詳細未公開) | キャラクターの一貫性維持 |
パーソナライゼーション機能は、利用者が過去に生成した画像や、気に入った画像への評価を分析することで、その人独自のスタイルを学習します。
簡単に言えば、AIがあなたの好みを覚えて、それに合わせた画像を作ってくれるようになるということです。
この機能により、明示的に指示しなくても、利用者の好みに合った色使いや構図、雰囲気の画像が生成されやすくなる可能性があります。
例えば、あなたがいつもパステルカラーを好んでいれば、自動的にそうした色調の画像が生成されやすくなるといった具合です。
- レーティングタスクに積極的に参加する
- 生成した画像に対して好みの評価をつける
- 気に入った画像を保存・整理する
- システムが嗜好を理解するまで継続的に使用する
この機能を最大限に活用するためには、Niji 7の「レーティングタスク」と呼ばれる評価活動に参加することが推奨されています。
レーティングタスクとは、生成された画像に対して「良い」「悪い」といった評価をつける作業のことです。
生成された画像に対して好みを示すことで、システムがより正確に個人の嗜好を理解できるようになります。
公式は、レーティングタスクに積極的に参加することで、パーソナライゼーション機能がいち早く個人化されたスタイルを得られると説明しています。
ランク付けされた画像が多いほど、Midjourneyはあなたのスタイルに合わせて画像をより適切にカスタマイズできるようになります。
引用:Midjourney Documentation Personalization
ムードボード機能は、複数の参照画像を組み合わせて全体的な雰囲気やスタイルを指定できる機能です。
これにより、単一の参照画像よりも複雑で繊細なスタイル指定が可能になることが期待されます。
これらの機能がいつリリースされるかは明確にされていないため、最新の実装状況については公式サイトで確認することが推奨されます。
ただし、AI技術の開発スケジュールは予定が変更される可能性もあるため、公式の発表を定期的に確認することが推奨されます。
キャラクターリファレンス機能の今後のアップデート
キャラクターリファレンス(cref)は、特定のキャラクターの外見を参照して、異なるポーズやシーンでそのキャラクターを生成する機能です。
この機能は、一貫したキャラクターデザインを維持しながら複数の画像を作成したい場合に非常に有用でした。
例えば、同じキャラクターの「立っている姿」「座っている姿」「走っている姿」を作りたい場合に、キャラクターの見た目を統一できるという利点がありました。
キャラクターリファレンス機能の状況
| 項目 | 現状 | 今後の予定 |
|---|---|---|
| 旧cref機能 | Niji 7では非対応 | サポート予定なし |
| 新機能 | 開発中 | より優れた代替機能を準備中 |
| リリース時期 | 未定 | 「特別なサプライズ」として予告 |
しかし、Niji 7ではこのキャラクターリファレンス機能が当面サポートされないことが発表されています。
Character Reference はバージョン 7と互換性がありません。
引用:Midjourney Documentation Character Reference
これは一見すると機能の削減に思えますが、公式の説明によれば、「古いcrefよりも気に入ってもらえると思う、非常に特別な秘密のサプライズ」が開発中とのことです。
この発言から推測すると、単純に機能を削除したのではなく、より優れた代替機能を開発しているものと考えられます。
新しい機能がどのようなものになるかは公開されていませんが、キャラクターの一貫性を保つという目的をより効果的に達成できる仕組みが導入される可能性があります。
より自然で、より柔軟性の高い方法でキャラクターの一貫性を維持できるようになるかもしれません。
- 複数キャラクター画像が必要な場合はNiji 6を併用
- 新機能のリリースを待つ
- 詳細なプロンプトで一貫性を保つ工夫をする
- スタイルリファレンスを活用する
この変更により、現時点でNiji 7を使用する場合、複数の画像で同じキャラクターを登場させることには制限が生じます。
この点は、キャラクターシート(一人のキャラクターを様々な角度やポーズで描いた資料)の作成や、ストーリー性のある連作を制作する際に影響する可能性があります。
そうした用途で使用を検討している場合は、新機能の発表を待つか、あるいは当面はNiji 6など、キャラクターリファレンスに対応している旧バージョンを併用するといった対応が考えられます。
新機能の詳細やリリース時期については、公式ブログやコミュニティでの発表を注視することが推奨されます。
AI画像生成の分野では技術革新のペースが速く、予想を超える機能が実装されることも珍しくありません。
公式の発表をチェックしながら、最新情報を追いかけることで、新機能をいち早く活用できるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- Niji 7は無料で使えますか?
-
スマートフォンアプリ版など一部の環境では限定的な無料利用オプションが用意されていますが、Web版やDiscord版では基本的に有料プランが必要となります。
無料プランでは生成できる画像の枚数や利用可能な機能に制限がある場合がありますので、詳細は公式サイトで最新の料金体系を確認することが推奨されます。
- Niji 7で生成した画像は商用利用できますか?
-
商用利用の可否は、契約しているプランや利用規約によって異なる場合があります。
一般的に、有料プランでは一定の条件下で商用利用が認められることが多いですが、具体的な条件や制限については公式の利用規約を必ず確認する必要があります。
また、生成された画像が既存の著作物と類似している場合の取り扱いにも注意が必要です。
- 日本語でプロンプトを入力できますか?
-
Niji 7は日本語のプロンプトにも対応している可能性がありますが、公式に精度差が明言されているわけではありません。
公式には多言語対応が謳われていますが、コミュニティでは英語での指示がより意図を正確に反映しやすいという意見も多く見られます。
ただし、技術の進展により、この状況は将来的に改善される可能性もあります。
- Niji 7とMidjourney本体はどう違いますか?
-
Niji 7はMidjourneyの技術を基盤としながら、アニメやマンガといった東洋の視覚スタイルに特化して調整されたモデルです。
線の使い方、色彩表現、キャラクターデザインなどにおいて、アニメ特有の表現を得意としています。
一方、Midjourney本体は写実的な表現から抽象的なアートまで幅広いスタイルに対応しています。
- 従来のNijiバージョンも引き続き使用できますか?
-
多くの場合、旧バージョンも選択可能な状態で維持されています。
Niji 6など、以前のバージョンを使いたい場合は、設定やコマンドでバージョンを指定することで利用できる可能性があります。
ただし、サービスの方針変更により、将来的には旧バージョンのサポートが終了する可能性もあるため、公式の発表を定期的に確認することが推奨されます。
まとめ
Niji 7は、アニメやマンガ風の画像を生成するAI技術において、重要な進化を遂げたツールです。
2026年1月に公開されたこの最新バージョンでは、画像の細部まで鮮明に描ける技術的な向上、具体的な指示への忠実な対応、アニメ特有の線画表現の美しさ、そしてシンプルなデザインへの対応という4つの大きな改善が実現されています。
Niji 7のまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース時期 | 2026年1月 |
| 開発元 | MidjourneyとSpellbrushの共同開発 |
| 主な改善点 | 細部の鮮明化、プロンプト理解向上、線画美化、シンプルデザイン対応 |
| 利用方法 | Discord版とWeb版の2種類 |
| 注意点 | 具体的なプロンプトが必要、cref機能は当面非対応 |
| 今後の展開 | パーソナライゼーション、ムードボード、新cref機能を予定 |
MidjourneyとSpellbrushの共同開発により、東洋のアニメ美学に焦点を当てたモデルとなっており、アニメ愛好家やクリエイターにとって有用なツールとなる可能性を秘めています。
DiscordとWebの両方から利用でき、それぞれの環境に合わせた使い方を選択できる点も利点と言えるでしょう。
一方で、プロンプトの記述方法が以前のバージョンから変化しており、より具体的で明確な指示が求められるようになった点には注意が必要です。
また、キャラクターリファレンス機能が当面利用できないことや、雰囲気重視の抽象的な指示への対応が変化したことなど、使用にあたって理解しておくべき制限事項も存在します。
今後は、パーソナライゼーション機能やムードボード機能、そして新しいキャラクター関連機能の追加が予定されており、さらなる進化が期待されています。
AI画像生成技術は急速に発展を続けている分野であり、Niji 7も継続的なアップデートが見込まれます。
Niji 7の活用を検討している方は、まずスマートフォンアプリ版の無料トライアルを利用して実際の使用感を確認し、自分の目的に合っているかを判断することが推奨されます。
また、公式ドキュメントやコミュニティでの情報交換を通じて、効果的な使い方を学んでいくことも重要です。
技術の特性を理解し、適切に活用することで、創作活動の新たな可能性が開かれる可能性があります。
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